「4K8K衛星放送」は、BS・110度CSの左旋偏波の電波も利用します。
衛星放送の受信の際には、この左旋偏波の中間周波数の電波干渉防止のため、シールド性能が十分なF型コネクター等により接続する機器(SHマーク(※1)登録機器等)の使用をお願いします。
これは、左旋電波を受信するアンテナを設置した際、シールド性能が十分でない直付け機器により接続している箇所から電波が漏洩(※2)し、他の無線システムに妨害(※3)を与える可能性があるためです。
また、この接続箇所に電子レンジなどが発する電波の干渉を受けて、衛星放送の受信不良が発生する可能性があります。
総務省では、中間周波数の漏洩を防ぐため、特に施工において留意すべき点についてわかりやすくとりまとめた「衛星放送用テレビ受信設備の施工ガイドライン」をとりまとめていますので、参考にしてください。
衛星放送用テレビ受信設備の施工ガイドライン(全23ページ)(別ウィンドウで開く)
JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)で審査・登録されたシールド性能が高い機器に付されるマーク
SHマークについての詳細はJEITAのホームページにあります。
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/page/detail.cgi?n=927&ca=14
無線LAN、携帯電話(BWA)の速度低下や通信不良
左旋偏波を受信する受信設備の漏洩基準(※4)を定めるため法令が改正され、2018年4月から、基準に適合しない受信設備は違法となります。
現時点で設置されている左旋偏波を受信する設備の使用は、漏洩基準に適合していなくても一定期間の猶予が設けられますが、電波干渉(漏洩、受信不良)が発生する状況にないか、今一度チェックをお願いします。