平成29年10月19日up
北海道総合通信局は、平成29年9月11日(月曜日)、国土交通省などが行う観光事業(訪日旅行促進事業=ビジット・ジャパン)の実証実験に参加しました。
この事業は我が国の観光の魅力を外国人にも理解いただき、外国人を呼び込み、地域活性化やビジネスの拡大につなげようと行われているものです。
今回の実証実験は、旅行会社や旅行雑誌ライターなど外国メディアの方々を招請し、「道の駅」をたどる4泊5日の道東への旅を体験してもらいました。
当局職員は、行程のうち、1日目の千歳市から阿寒町までを同行し、目的地で“おもてなし側”となる日本人の現地スタッフに、多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra※」がインストールされているタブレットを貸し出して、今回参加の外国メディアの方々へ接客をしていただきました。
「『道の駅』サーモンパーク千歳」では、鮭の生態についての説明時に、また阿寒町のホテルのフロントでは、温泉や食事について旅行者の質問に答える想定で「VoiceTra」を使ってもらいました。その結果、周りの雑音を考慮しながら、しっかり話しかけ、話しかけるタイミングのコツをつかむと翻訳もスムーズになり、「VoiceTra」をより効果的に使用することが出来ました。
<阿寒町のホテル フロント>
<道の駅 サーモンパーク千歳>
また、今回、旅行期間中にダウンロードして使用した外国メディアの方々からは、「日本の技術に驚いた。日本人と話す手助けになった。」という感想が寄せられています。
総務省では「グローバルコミュニケーション計画」の推進の取り組みとして、2020年までの間、民間の製品、サービスを促進し社会実装するための実験として、様々な場所で「VoiceTra」の活用を進めていきます。