臨時災害FM放送局は、災害が発生した場合に、その被害を軽減するため、地方公共団体等が開設する「臨時かつ一時の目的のための放送」を行うFMラジオ放送局です。
東日本大震災では、多くの臨時災害FM放送局が開設され、救援情報及び復興情報等の被災された皆様に役立つ情報を放送しました。
詳細は、 「臨時災害放送局開設の手引き」(PDF)をご参照ください。
なお、臨時災害放送局は、免許申請手数料、検査手数料及び電波利用料の納付は免除されています。
非常災害時において、一刻を争うときは、他の無線局と同様に無線局の開設及び変更申請等の許認可を、口頭又は電話等の迅速な方法により行う特例措置が可能です。申請書等の提出は後日に行うことができます。
北海道総合通信局情報通信部放送課 011-709-2311(内線4662)
(総合通信局と連絡がつかない場合は)
総務省情報流通行政局地上放送課 03-5253-5793
北海道総合通信局管内では、平成30年胆振東部地震の際、臨機の措置によりむかわ町及び厚真町で開設されました。
<関連資料>
■北海道むかわ町が臨時災害放送局を開設(平成30年9月18日 当局報道資料)
■北海道厚真町が臨時災害放送局を開設(平成30年9月20日 当局報道資料)
平成12年の有珠山噴火の際にも開設されています。
東日本大震災の際は、東北及び関東総合通信局管内において、28自治体30局(中継局5局を除く。)の臨時災害放送局が開設されました。
東日本大震災の際は、既存のコミュニティFM局を休止し、その放送設備を利用して臨時災害放送局を開設した事例もありました。
極力早期に開設する必要が場合には、このようなことも可能ですが、下記の点について、事前に調整しておくことが重要です。