■ 進行役を置いてコミュニティを運営する場合、どのようにすればいいですか?
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・ 地域SNSのコミュニティにおいて、運営を円滑、活発にしたり、テーマを設けて議論を進めたい場合、コミュニティ管理者とは別に、進行役を設ける方法があります。コミュニティ管理者が進行役を兼ねることも可能です。
・ 進行役には、コミュニティでの議論を円滑に進める役割と、要所要所で議論を整理、とりまとめるコーディネーターの役割が求められます。ネット上の会議では、対面の会議以上に進行役の役割が重要と言われており、またネットでの議論特有の進め方などを経験を経ながら習得していく必要があります。
・ もちろん、気楽な雰囲気で雑談を楽しみたいコミュニティなどの場合は、コミュニティ管理人のみで進行役を置かないことも可能ですが、地方自治体などが主催する公認コミュニティの場合は、活発な議論と成果の取りまとめが必要となる場合が多いことから、進行役を置くことが望ましいと考えられます。
● 藤沢市市民電子会議室における進行役の役割
市民電子会議室の運営に直接携わるのは、「世話人」と「編衆長」(進行役)である。「世話人」は運営委員会に代わり、常に市民電子会議室全体を見渡し、ルール違反等に対する対応が迅速におこなえるようにしている。また、「編衆長」をサポートして各会議室を活性化させる役割も持つ。「編衆長」は、各々の会議室の進行状況を把握し、スムーズに意見交換がおこなわれるようにするとともに、資料の掲載や議論をまとめるなど、コーディネーター的な役割を持つ。
(中略)
運営面においては、対面でおこなう会議に比べて、「編衆長(議長)」の役割が重要であることが明らかになった。編衆長の対応によって議論が活発化したり、発言がなくなるケースも見られた。ネットワークでの議論の進め方を習得することも重要なポイントである。また、実験から次の段階に進むのには、運営委員会を中心とした市民による運営を推進し、参加者自身が主体的に市民電子会議室に関わっていくことが大切である。そのためには、地域活動やNPO活動を実践している人たちの市民電子会議室への参加が重要と考えている。
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出典:藤沢市「市民電子会議室 第1期運営委員会活動報告書」より抜粋
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