国際機関名 | アジア・太平洋放送連合(ABU)/Asia-Pacific Broadcasting Union |
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URL | http://www.abu.org.my/ |
所在地 | Floor, New IPPTAR Bldg. Angkasapuri 50614 Kuala Lumpur MALAYSIA |
幹部 | Cho Dae-hyun(会長/President)Javad Mottaghi(事務局長/Secretary General) |
組織の概要
設立目的
1964年に設立されたアジア・太平洋地域のラジオ及びテレビ放送事業者の連合組織である。2015年10月現在、275会員(68か国)が加盟している。当該地域におけるラジオ及びテレビ放送事業者の集団的利益を推進し、放送事業者間の地域的あるいは国際的協働を奨励することを設立の主旨としている。
組織案内
ABUの正会員はアジア・太平洋地域において全国放送を実施している地上放送事業者である。加えて、地域放送事業者、有料放送事業者及び他の地域における放送事業者、あるいは放送分野に関係する他の事業組織が準会員として参加している。
ABUの理事会は「管理評議会」と称され、3年ごとに開催されるABU総会において選出された14人の評議委員により構成される。管理評議会は年に2度開催され、活動内容や財務等の状況に関する意思決定を行う。なお、現行の評議委員は2015年1月から着任しており、日本のNHK、中国のRTPRC、韓国のKBCからの委員も含まれている。
活動内容
ABUの主な活動は、①アジアビジョン(衛星によるニュース交換)、②加盟事業者間の番組交換と共同制作、③加盟事業者への技術、法律及び業務管理に関するコンサルテーション、④加盟国間における周波数関連事項の計画・調整などである。
最近の活動状況
2015年9月にクアラルンプールにおいて、第3回「OTT及び放送通信連携に関するハイブリッド技術に向けた地域ワークショップ」を開催した。同8月には「モバイル放送サービスの伝送技術及びビジネスモデルに関する地域セミナー」も開催し、放送分野における新技術の採用を促進する活動を積極的に行っている。