平成3年版 通信白書

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第1章 平成2年情報通信の現況

(3)テレビジョン・ファクシミリ多重放送

 テレビジョン・ファクシミリ多重放送は、テレビジョン放送の電波に重畳して文字、図形、写真等の情報を伝送し、受信側では主としてハードコピーとして表示するニューメディアである。いままでの放送メディアにはない記録性、保存性などの新しいメディア特性を生かして、多様な情報ニーズにこたえていくことが期待されている。
 テレビジョン・ファクシミリ多重放送については、元年2月に電気通信技術審議会、2年12月には電波監理審議会の答申が出された。これに基づき、3年1月には、必要な省令、告示の整備が図られた。
 テレビジョン・ファクシミリ多重放送については、その円滑な実用化を図るために、2年9月、放送事業者、情報提供者、製造業者、広報業者等からなる「ファクシミリ放送実用化推進協議会」が設置され、放送メディアにふさわしいシステムの研究、番組の研究、実用化実験、広報活動等への取り組みが行われている。
 

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