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行政相談委員が取り扱った相談の例

相談事例1 木津川河川敷運動広場の竹林が伐採されたが、幼児が河川に近づきやすくなって危険なので安全策を講じてほしい!

 最近、城陽市内にある木津川河川敷運動広場内のテニスコート等に隣接する河川敷の竹林や雑木林(以下「竹林」という。)が伐採された。当該箇所は、竹林があったためか、野球場等隣接箇所と異なり擁壁が設置されておらず、同運動広場の利用者は、竹林跡を通って自由に川岸まで行くことができる。幼児や児童が川岸まで行って遊ぼうとする姿を見かける度、立ち入らないように注意しているが、川の流れは速く、水難事故が発生しないか心配である。
 立入禁止又は注意喚起の看板、フェンス又は縄による囲いの設置、野球場等隣接箇所に設置されているような擁壁の設置、パトロールの実施等、危険回避の措置を講じてほしい。

1 申出を受けた行政相談委員及び事務所による現地調査結果

(1)竹林の伐採により、河川敷運動広場と川岸との間を幼児・児童が容易に行き来できる状態となっている。
(2)竹林跡に切株が残っており、転倒した場合、怪我をするおそれがある。
(3)河川敷運動広場駐車場手前に、独立行政法人水資源機構木津川ダム総合管理所が設置した、河川で遊ぶ際の注意喚起看板が見られるが、河川敷には、河川に近づくことへの注意喚起看板や竹林跡への進入禁止を警告する表示等がない。

2 国土交通省淀川河川事務所木津川出張所に対し、あっせん

  約1か月後、「切り株あり、足下注意」の看板及び木柵を設置する旨の回答があった。

3 その後の状況

  竹林跡に、進入禁止の木柵フェンスや注意喚起看板の設置など、安全対策を講じたことが確認できた(申出から2か月後)。

「切り株あり、足下注意」の看板進入禁止の木柵フェンス

相談事例2 我が家の日照を遮っている国有林を伐採してほしい!

 私の住宅の南側に生える国有林が成長して大木になり、我が家の日照を遮っているので、伐採してほしい。

 林野庁京都大阪森林管理事務所と共に現地確認を実施した。ここは保護地域のため大々的な伐採は無理であるが、風雪により倒木の危険性の高いくぬぎの木10本を「危険樹木」として伐採した。

伐採前の状況風雪により倒木の危険性の高いくぬぎの木10本を「危険樹木」として伐採

相談事例3 鴨川の中州に溜まっている土砂を浚渫してほしい!

 柊野堰提は、鴨川上流から発生する土砂の抑制を目的に、昭和16年に設置されたものであるが、鴨川の柊野ダム内と中州に溜まっている土砂を除去し水害を防止してほしい。

 京都府に照会したところ、御薗橋から西賀茂橋までの約1キロメートルの箇所を含む4箇所で、中洲の土砂の除去が実施された。

鴨川の中州に溜まっている土砂鴨川の中洲の土砂の除去後の状況

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