戦災復興記念碑

基本情報

所在 千葉市中央公園
住所 千葉県千葉市中央区中央1-12(JR千葉駅 徒歩10分)
連絡先 千葉市 中央・稲毛公園緑地事務所 043-251-5103
建立者 千葉県
建立年 昭和55年2月

※H22.11発行「平成22年度 全国戦災史実調査報告書」より
(調査時期H22.7〜10月/情報提供元は、千葉市)

施設の写真

戦災復興記念碑

碑文

拡大(左側部分)

碑文

戦災復興記念碑
千葉県知事 川上紀一



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  千葉市は、太平洋戦争も、終りに近い昭和20年6月及び7月の2度にわたる
空襲に見舞われ、市街地に中心部約230ヘクタールが焦土と化した。その被害
は建物8904戸、死傷者1600人を数え、誠に悲惨な状況であった。

  同年8月15日、終戦となるや、政府は全国120余の戦災都市を対象に
「戦災地復興計画基本方針」を定め、平和な文化都市の建設をめざした。

  これを基き千葉県は、千葉市と協力して土地区画整理事業による千葉市戦災
復興計画を樹立した。 その計画の柱は、防災を重視した市街地形成と国鉄
千葉駅、本千葉駅及び京成千葉駅の移転を骨子とした交通網の整備であった。

  一方、市民も戦後の生活困窮にもめげず、郷土復興の意欲に燃えて立ち上がり、
一致協力して文化都市づくりに邁進した。

  以来、今日まで約160ヘクタールの区域にわたりこの事業を進め4274戸
に及ぶ建物を5箇所の墓地の移転を行い、道路、公園等の公共施設の整備を
実施した。そして、昭和54年10月、多難を極めた復興事業をここに完成した
。これひとえに市民及び関係機関の御協力の賜物と深く感謝の意を表すると
ともに、千葉市の平和と発展を願い復興事業の成果を永く後世に伝えるため、
地区の中央であるこの地に記念碑を建立する。

昭和55年2月

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