総務省トップ > 政策 > 一般戦災死没者の追悼 > 追悼施設 > 鎮魂慰霊平和祈願の塔

鎮魂慰霊平和祈願の塔

基本情報

所在 中央公園
住所 長崎県佐世保市宮地町136−7
(JR佐世保駅より 佐世保市営バス「松浦町中央公園入り口」下車 徒歩3分)
連絡先 不明
建立者 佐世保市民
建立年 昭和52年6月29日

※H25.11発行「平成25年度 全国の戦災の追悼施設・追悼式」より
(調査時期H25年度)

施設の写真

写真1

写真2

写真3

碑文

【左側面】

鎮魂慰霊平和祈願の塔

佐世保市民 これを建つ
昭和五十二年六月二十九日


【左側面】

過ぎ去った 三十余年の重い歳月
人柱となった あなたがたの
数知れない 命が
限りない安らぎに充たされる日
それは
尊い 命の土壌の上に
みんなが生きていることが
うれしくなる
そんな
争いのない
美しい平和の花を
咲かせたときである

歳月 極まりなく
流れ また 終わりなし

噫々
空 また 空
寂 また 寂
こころなり いのちなり


至心に合掌し
涙しつヽ
生命ありし日の御名を
書きとどめ
真心をこめて
供養し 奉ります

説明文

建立由来

 第二次世界大戦も終わりに近い昭和二十年
(一九四五年)六月二十九日未明 佐世保は
大空襲をうけ 市街の三分の二を焼失した
市民は爆音におびえ  焼夷弾に追われ
業火と煙に逃げまどった 一夜にして
家屋財産は灰燼に帰し肉親を失い 人々は
ただ茫然と焼野が原にたちつくした
当時の記録によればその被害は 焼死者
一,〇三〇柱 焼失家屋 一二,一〇六戸
被災面積 一七八万平方メートルにおよぶ

今ここに 三十三回忌を迎えるにあたり
犠牲者の鎮魂慰霊のため 永遠の平和を
祈願し  佐世保市民のまごころを寄せ
合ってこの塔を建立した
昭和五十二年六月二十九日

佐世保空襲犠牲者遺族会
佐世保空襲を語り継ぐ会

その後の調査により
死者は一二二六名まで判明している

二〇〇六年

ページトップへ戻る