空からの火

基本情報

所在 鎌倉橋記念緑地
住所 埼玉県川口市本町1−8(JR川口駅より 国際興業バス「荒川大橋」下車 徒歩5分)
建立者 岩田 健
建立年 昭和59年
連絡先 川口市 都市計画部 公園課 048−242−6337(直通)

※H26.11発行「平成26年度 全国の戦災の追悼施設・追悼式 追補版」より
(調査時期H26.6〜11月末)

施設の写真

碑文


【表】

空からの火     作・岩田 健

 川口の母は二度、荒川の土手に上って震えながら、
真赤に燃え上る東京の空を見つめたことがあります。
大正十二年の関東大震災と、昭和二十年の東京大空襲
です。ことに後者の三月十日の下町の大空襲の時には
B29 一機が今のオートレース場に墜落、また四・五月
には川口のところどころに焼夷弾の雨が降り、王子方
面から被弾した一機が爆弾を垂れこぼしながら、火だ
るまになってこの上空を覆いかぶさり、原町に墜落炎
上しました。
 夫や我が子を兵隊にとられ、母は必死で幼な子を守
りました。その母たちの思いを忘れぬよう、再びあの
業火を見ることのないようにと祈りをこめて、この像
を建てました。

-------------------------------------------------

【裏】


作・岩田健

ページトップへ戻る