戦災殉難者慰霊碑

基本情報

所在 佐久間公園
住所 東京都千代田区神田佐久間町3−21(JR浅草橋駅 徒歩5分)
建立者 秋葉原東部連合町会
建立年 昭和32年3月9日
連絡先 佐久間町三丁目町会 個人宅のため記載せず

※H26.11発行「平成26年度 全国の戦災の追悼施設・追悼式 追補版」より
(調査時期H26.6〜11月末)

施設の写真

碑文

【表】


戰災殉難者慰霊碑


鳩山一郎書


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【裏】

大東亜戰争ようやく終局に近く 大編隊による空襲は
夜を日についで苛烈をきわめ 遂に淺春風未だ寒き昭和
二十年三月九日夜半 大東京一圓 空前絶後の大空襲を
蒙り この地秋葉原東部地區も亦免るる能はず 沛雨に
も似る焼夷弾と ?風に乗る紅蓮の火?は 阿修羅を現
じ 阿鼻叫喚 酸鼻の巻と化す 時に當地區警防團を主
体とし 老若男女擧げて防火警防につとめ 死力を尽し
て この地の防災に當ると雖も 精竭き根はて 劫火に
其身を焼き其の命をおわる これを想起するに悲痛窮り
て言をなさず 嗚呼 この悲壯にして崇なる精神は
何に由来するものぞ そは嘗つての日即ち大正十二年九
月一日の関東大震災の際町民一体となして この地を災
火より防守したる 社會連帯の郁々たる精神に根源する
茲に難に殉ぜる四百余の靈を慰め 永久に其犠牲の精
神を傳へ 世の指標となすため 十三回忌を期し 神田
川畔に建立の供養塔を此地に移し 秋葉原東部連合町會
傳統の志を舒べて記念とする

昭和三十二年三月九日 秋葉原東部連合町會建之


佐久間町三丁目   町會
和泉町   町會
佐久間町二丁目平河   町會
佐久間町四丁目   町會
佐久間町一丁目 町會
松永町   町會
元久右衛門町一丁目   町會
元久右衛門町二丁目   町會
八名川町   町會
練塀町   町會
神田川米穀市場組合    

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