伊藤鉄男、小見山満、日出雄平、大竹邦実、田中秀明の各委員
1.
平成28年度第2回政治資金適正化委員会の議事録について、委員から了承された。
2.
事務局から「政治資金監査の質の向上について〜平成27年分収支報告書(定期分)に係る政治資金監査を対象とした登録政治資金監査人に対する個別の指導・助言の実施等について〜」及び「政治資金監査の質の向上について〜登録政治資金監査人に対する個別の指導・助言〜」の説明が行われ、以下の質疑が交わされた後、委員から了承された。(資料1及び参考資料)
○ まだ提出のない都道府県選管があるとのことだが、いつ頃に提出されるのか。
→ 年明けくらいになると聞いている。
○ そうすると、個別の指導・助言は2回に分けて行うということか。
→ 昨年度と同様、2回に分けて指導・助言を行う予定である。
3.
事務局から「政治資金監査の質の向上について〜平成28年分収支報告書(定期分)に係る政治資金監査を対象とした登録政治資金監査人に対する個別の指導・助言の実施等について〜」及び「登録政治資金監査人への周知文書(案)」について説明が行われ、以下の質疑が交わされた後、委員から了承された。(資料2−1及び資料2−2)
○ 本取組を今後も継続する理由として「登録政治資金監査人の異動」も挙げているが、この状況は今後も生じうるものである。本取組を永続的に行っていくつもりなのか。
→ 今回は平成28年分の取組について方針を決定するものなので、ご指摘を踏まえ修正を検討したい。
4.
事務局から「政治資金適正化委員会における取組及び検討状況についての取りまとめ(第3期)(たたき台)」についての説明が行われ、以下の意見及び質疑が交わされた。(資料3)
○ 第2期の取りまとめで、第3期の委員会において検討が必要とされていた課題などはあったか。
→ 第2期の取りまとめで示されている課題はおおむね第3期までに整理されている。
○ 各期の委員会で別個に議論しているわけではなく、過去の委員会での議論等も踏まえて継続性・連続性をもって議論してきているということを、今回の取りまとめで明示しておくべきではないか。
→ 今回はたたき台ということで示していないが、これまでの取りまとめと同様に前文的なものを入れる予定であり、ご指摘の点についてはその中で対応していきたい。
○ 個別の指導・助言の取組の目的の記載について、経緯として書かれている部分と今後の方向性の中で書かれている部分とで整合がとれてないように思える。後者に合わせてはどうか。
→ 前者は本取組を開始するに当たって当初整理したものである一方、後者は2か年分の取組の評価を経た上でのものである。このため、経緯としての前者についてはそのままの記載とさせていただきたい。なお、今後目的について記載する際は、後者の書き方で記載することとする。
5.
事務局から「平成29年度研修実施計画」、「研修会場の推移」及び「会場別受講者数の推移」について説明が行われ、以下の意見及び質疑が交わされた後、委員から了承された。(資料4−1、資料4−2及び資料4−3)
○ 一度もフォローアップ研修(実務向上研修)を受講していない者が登録者数の半数弱もいるという状況である。関係士業団体(税理士会)では試験的に研修をネット配信しているところもあり、委員会としても受講者数を増やす取組について検討していく必要があるのではないか。
○ 受講者数が減少している理由は把握しているか。
→ そもそもの登録者数の伸び悩みもあるが、登録しても実務を担う機会が見込めないということが大きいのではないかと考えている。
○ 例えば多くの受講者が見込める大都市などでの研修について、士業団体での研修日程との調整は行っているのか。
→ 政治資金監査の期間を外して開催しており、時期も限られ調整は難しいので行っていない。今年の東京の研修については、開催がお盆前だったということも影響したかもしれない。
○ 政治資金監査を行う直前の、12月とか1月というタイミングが研修の時期としてはいいという意見を聞いている。実際に開催するのは難しい時期だとは思うが。
6.
事務局から「平成27年分政治資金収支報告の概要(総務大臣届出分)」について説明が行われた。(資料5)
7.
事務局から「登録政治資金監査人の登録者数及び研修等の実施状況」について説明が行われた。(資料6)
8.
事務局から、今後の議論の進め方等についての説明が行われた。