答1-1: 超高精細な放送サービスやテレビに用いられる用語であり、Kは千の意味で、4Kは水平方向(横方向)に約4千画素、8Kは水平方向(横方向)に約8千画素あることに由来しています。
4Kは横方向の画素数がフルハイビジョン(2K)の2倍で、画面上の画素数はフルハイビジョンの4倍の約829万画素です。
さらに8Kは、横方向の画素数がフルハイビジョンの4倍で、画面上の画素数はフルハイビジョンの16倍の約3318万画素です。
フルハイビジョンに比べ、視野が広がり、圧倒的な臨場感をお楽しみいただけると思います。
答1-2: BS及び東経110度CSにより放送される4K・8K放送を「4K8K衛星放送」といいます。「超高精細」な映像が魅力として挙げられます。4Kは現在のフルハイビジョン(2K)に比べて4倍の画素数、8Kは16倍の画素数で構成されています。
4K対応テレビ、4K・8Kテレビは、近づいて見ても映像(画素)の粗さが気にならないので、視野が広がり、圧倒的な臨場感をお楽しみいただけます。こうした放送をお届けできることが魅力になると思います。
また、4K8K衛星放送では、HDR(ハイダイナミックレンジ)のサービスが実施され、表現できる明暗の幅(ダイナミックレンジ)が広がり、今まで以上の輝きや、明るいシーンから暗いシーンにいたるまで、より豊かな映像表現ができるようになります。そして、色域が拡がることで、自然で鮮やかな色の表現が可能になります。このような豊かな映像表現を用いた放送をお楽しみいただけます。
答1-3: High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略です。映像の輝度(明るさ・暗さ)の範囲を拡大する技術であり、肉眼で見る感覚により近い映像が表現できます。
放送する番組がHDRで制作されていて、かつ、受信するテレビ側もHDRに対応している場合に、HDRの魅力をお楽しみいただくことができます。
答1-4: サービスの一例(2018年12月現在)(各カテゴリー内は五十音順)
答1-5: BS放送や東経110度CS放送は、らせん状に回転する電波(※)を用いています。その回転方向が進行方向に向かって右回りのものを右旋円偏波、左回りのものを左旋円偏波と呼んでいます。これらの両方を用いると、より多くの番組を放送することが可能となります。
なお、従来のBS放送などは右旋円偏波が使用されています。
※: 電波の偏波面(電界の振動面)が時間とともに回転