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東川町においてFMラジオ放送電波による情報伝達訓練を実施
− 全国初、「臨時災害放送局用機器」を用いた防災訓練 −

平成26年11月14日up

  平成26年10月31日(金曜日)北海道総合通信局は東川町と連携して、全国で初めて「臨時災害放送局用機器(FMラジオ放送用機器)」を用いた情報伝達訓練を実施しました。
  この訓練は、上川郡東川町天人峡温泉地区において記録的な豪雨が発生、道路が寸断されたほか、通信回線が遮断されたことにより、同地区の宿泊客及びホテル従業員約300名が孤立しているという想定のもとに行われました。
  東川町から当局へ「臨時災害放送局用機器」の貸出要請があり、当局職員が移動電源車に機器を積載し現地に搬入、実際にFMラジオ放送電波の発射を行いました。
  送信場所となる天人峡地区の道路脇には、すでに20cmの積雪があり、あいにくの天候でしたが、現地到着後、約15分程度で放送設備の設置が完了し、東川町職員による訓練放送アナウンスが開始されました。この訓練放送はトンネルを経た約2km先の天人峡温泉のホテル内の携帯FMラジオで受信することができました。
  今回の訓練は、山間部で曲がりくねった渓谷が続く自然環境の厳しい地域で行われましたが、身近なFMラジオ放送電波を使用した情報提供が被災者等への有効な情報伝達手段であることが確認されました。

  北海道総合通信局では本年11月1日より、災害時において地方公共団体から貸与要請があった際に「臨時災害放送用機器(FM放送用機器)」を無償で貸し出すこととしました。

  詳しくは「北海道総合通信局 防災ポータルサイト」別ウィンドウで開きますをご覧ください。
放送局側の画像

【送信場所】
東川町職員による訓練放送アナウンス

 

ラジオで受信している画像

【受信場所】
天人峡温泉のホテル内で訓練のFM放送を受信

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