不法市民ラジオ(不法CB無線)

国内で使用が認められている市民ラジオの空中線電力は0.5ワット以下であり、技適マークが貼付されています。

不法市民ラジオ(不法CB無線)の多くは、この技適マークがありません。
空中線電力が数ワットのもので国内では免許を受けることはできず、また、電力増幅器を付加して、数千ワットの出力を出す悪質な事例もあります。

<主な妨害事例>

  • 電話の通話や有線音楽放送に雑音が入る。
  • テレビの画面・音声が乱れ、視聴が困難となる。
  • 電子機器(OA機器等)が誤作動する。
  • 点火システムに電子回路を用いた石油ストーブ等が誤作動する。
  • 漁業用無線が使用できなくなる。

不法パーソナル無線

不法パーソナル無線機は、適法なパーソナル無線機を改造し、指定されたチャンネル以外の周波数で電波を発射したり、空中線電力を定格以上に増力した無線機です。

一般的に「チャンネル固定可能」、「スペシャル機能付き」等として販売されており、この改造機にも技適マークがそのまま貼付されています。

技適マークが貼付されていても何らかの改造を施したパーソナル無線機は、すべて不法パーソナル無線となり、国内では使用することができません。

<主な妨害事例>

  • 携帯電話が使用できない。
  • MCA無線が使用できない。

不法アマチュア無線

アマチュア無線局を開設するには、無線従事者資格及びアマチ ュア無線局の免許が必要です。

これらの資格及び免許がないと不法アマチュア無線となります。 アマチュア無線局は、運用する周波数帯が決められていますが、不法アマチュア無線の中にはこの周波数帯以外の周波数を使用できるように改造して他の無線局に妨害を与える悪質な事例が多発しています。

<主な妨害事例>

重要無線通信(警察用無線、消防用無線、鉄道用無線など)を妨害し、人命の安全等に支障を来す。

不法無線局に係る法律の適用条項

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