報道資料
平成29年3月21日
北陸総合通信局
登山者位置検知システムの有効性を確認
〜 立山の山岳地帯での実証試験結果を報告書に取りまとめ 〜
総務省北陸総合通信局(局長 吉武 久(よしたけ ひさし))は、「登山者位置検知システムの利用モデル評価会(座長:富山県立大学 名誉教授 岡田 敏美(おかだ としみ))」の最終会合を下記のとおり開催し、報告書を取りまとめます。
同評価会では、立山の山岳地帯での実証試験の結果に基づき、登山者位置検知システムが(1)遭難者のボタン操作による救助要請・位置情報の地図表示・受信確認、(2)遭難者が操作できない場合のリモートによる位置情報の取得、(3)他の登山者端末を中継しての救助要請信号の伝達が良好にできたことから、遭難者の迅速かつ確実な救助に有効であることを確認しました。
(登山者位置検知システムの仕組みは
別紙のとおり。)
一方、登山者端末のボタンの押しやすさや操作性は問題なく、音の大きさは適当であったものの、スマートフォンよりひとまわり大きいサイズであることから、実用化に向けては衣服のポケットに入る程度の小型軽量化が課題とされました。
記
- 日時
平成29年3月24日(金) 14時00分〜
- 場所
富山国際会議場2F 特別会議室 (富山県富山市大手町1)
- 内容
・登山者位置検知システムの利用モデル評価会の報告書(案)の審議
・座長から北陸総合通信局長への報告書の提出
(これまでの経緯)
- 平成28年9月16日
登山者位置検知システムのモデル評価会を設置
- 平成28年10月26日
立山室堂周辺の携帯電話不感エリアにおける機能面の実証試験
- 平成29年2月27日〜3月1日
大辻山(富山県立山町)周辺で積雪時の山岳における機能面及び利用面の実証試験
(関係報道資料)
ページトップへ戻る