報道資料
平成27年12月10日
九州総合通信局
災害に備えた放送の強じん化、ラジオ放送の難聴対策を支援
−地上基幹放送ネットワーク整備事業及び民放ラジオ難聴解消支援事業の交付を決定−
総務省は、今般、「地域公共ネットワーク等強じん化事業費補助金(地上基幹放送ネットワーク整備事業)」注1及び「無線システム普及支援事業費等補助金(民放ラジオ難聴解消支援事業)」注2の交付決定を行いました。
なお、九州管内では以下の2事業が実施されます。
【交付決定の概要】
1 地域公共ネットワーク等強じん化事業費補助金(地上基幹放送ネットワーク整備事業)
団体名 |
事業費
(千円) |
補助金額
(千円) |
事業概要 |
株式会社 TVQ九州放送 |
3,600 |
1,200 |
本社演奏所において、地震などの災害により放送番組の主調整設備が機能不全に陥った場合に備えて、予備番組送出設備を整備する。 |
2 無線システム普及支援事業費等補助金(民放ラジオ難聴解消支援事業)
団体名 |
事業費
(千円) |
補助金額
(千円) |
事業概要 |
株式会社 大分放送 |
80,035 |
40,017 |
自局の災害対策、都市型難聴解消等のために、AMラジオのFM補完中継局注3を大分市に整備する。 |
(注1)被災情報や避難情報など、国民の生命・財産の確保に不可欠な情報を確実に提供するため、予備送信設備、災害対策補完送信所、緊急地震速報設備等の整備を行う民間放送事業者等に対し、整備費用の一部を補助する事業。
(注2)国民生活に密着した情報や災害時における生命・財産の確保に必要な情報の提供を確保するため、ラジオの難聴解消のための中継局整備を支援する事業。
(注3) FM補完中継局は、中波(AM)放送局を補完するために開設される放送局です。これまでは外国波混信対策を目的として認められてきましたが、地上テレビ放送のデジタル化によって空いた周波数のうち90〜95MHz(メガヘルツ)を活用して災害対策又は難聴対策(都市型難聴対策、外国波混信対策又は地理的・地形的難聴対策)の目的でも開設できるようになりました。
【支援事業の概要】
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