報道資料
平成30年3月29日
九州総合通信局
「400MHz帯気象・地象観測用周波数有効利用に関する調査検討会」報告書の公表
−LoRa方式等の新しい伝送方式の導入に向けて−
九州総合通信局[局長:田原 康生(たわら やすお)]は、「400MHz帯気象・地象観測用周波数有効利用に関する調査検討会」[座長:九州大学准教授 松島 健(まつしま たけし)]を平成29年7月から開催し、この度、その結果を報告書として取りまとめましたので公表します。
近年、火山活動や地震活動の活発化により、九州地方を含め、我が国における自然災害対策が急務であり、被害の最小化のための気象・地象(火山や地震)の観測の重要性が高まっています。
こうした中、IoT社会の本格的な到来に向け、従来より低消費電力、広いカバーエリア、低コストを可能とするLoRa方式を始めとした多様な通信方式が出現していることから、これら新しい技術の導入により、気象・地象観測の専用波である400MHz帯気象・地象観測用周波数の更なる有効利用を図り、防災・減災に資することを目的に本検討会を開催しました。
本検討会では、400MH帯気象・地象観測に関係する研究機関等にニーズ調査を行い、現状と課題を明らかにした上で、LoRa方式等の新しい伝送方式による伝搬試験を実施し、その有効性、利用方法などについて検討を行い、導入のために必要な技術的条件や普及にかかる提言等を報告書として取りまとめました。
【関係報道発表資料】
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