社会のあらゆる分野で電波利用が進む一方で、違法・不法無線局も増加しているため、電波利用環境の保護が求められております。電波利用環境の保護には地域に密着した活動が必要であるため、国と地域の民間ボランティアが一体となって電波の利用環境の保護を推進していく電波適正利用推進員制度が、平成9年度から導入されました。
東海管内では、97名の方々に委嘱し、各県電波適正利用推進員協議会の元で、電波の適正利用に関するボランティア活動を行っていただいています。
各地で開催される関連イベントに参加して、電波の適正な利用について広報活動を行っています。富士市で行われた災害時を想定した避難所運営訓練では、デジタル簡易無線を用いた情報伝達訓練を実施し、無線局の免許制度について説明をしました。
写真1:イベント会場での周知啓発ポスター
写真2:免許制度を説明する推進員
地域団体と連携して、電波についてみんなで学ぶ親子電波教室を開催しています。教材を使って実験をしたり、電子回路の入ったブロックを組み合わせて、ラジオを組み立てたり、ワイヤレスマイクやモールス発信器を作って電波を飛ばしたりして、電波について学びます。
写真3:親子にラジオの仕組みを説明する推進員
写真4:参加の親子に組み立て手順の説明
写真5:電子ブロックでラジオを作成する参加者
写真6:完成した電子ブロックで受信を確認する子どもたち
写真7:はんだを使ってラジオの作成をする親子
写真8:完成したラジオで受信を確認する子どもたち
6月18日半田市において、親子電波教室(愛知県電波適正利用推進員協議会主催、東海総合通信局協力)が開催され、46人の親子が参加しました。
本教室では、推進員の説明を聞いて、子どもたちがハンダごてを使いながらラジオを順番に組み立て、屋外でラジオの電波をチューニングし、ラジオ放送波が聞けるか確認しました。また、デンパ君を捜せ!
のDVDを視聴し、電波の話を聞いて電波を利用するにはルールがあることをみんなで学びました。