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車内におけるモバイルオフィスの高度化に関する調査検討会(平成22年度)

1 目的

 次世代携帯電話、WiMAX、広帯域無線LANなど移動体無線通信システムの急速な進展によって、従来困難であった車などの移動体においても高速インターネット接続、画像伝送、動画伝送等が可能となっています。

 そのため、固定オフィスを構えることが困難な地域や状況等において、高度な情報通信機能を有し、地域のニーズに即した様々なモバイルオフィスの利活用モデルを提案し、併せて地方自治体や地元企業などが当該モデルを実現するために必要となる要件等を明らかにすることにより地域の活性化に資する移動体無線通信システムの利用促進、ユビキタスITSの実用化を図ることを目的に開催するものです。

2 主な検討項目

 平成21年度車内におけるモバイルオフィスの高度化に関する調査検討会において課題とされた事項などについて、安全・安心、より高い実現性及び移動体通信の利用拡大を観点として更なる検討を深めるとともに、各システムを幅広く応用した多様な利活用モデルを示し、地域におけるモバイルオフィスのあるべき姿を提言する。

  1. 公的分野の利活用モデルとして、平成21年度に取りまとめた利活用モデルを実現するために必要となる以下の調査検討を行う。
    1. 都市部と過疎地域の公共サービス格差解消に繋がるモバイル支所など、自治体の基幹系業務における移動体通信の実利用を促進するための課題(セキュリティ確保など)の検討。
    2. 災害現場確認支援のための情報通信システムについて、平時におけるモバイル支所における利活用(システム応用)の検討。
  2. 平成21年度に取りまとめたマラソン大会におけるモバイルオフィスについて、ランナーの安全に関する機能(心拍センサーによる健康状態の監視機能)の検証を行うとともに、大会運営の効率化に繋がる付加価値の検討を含め、より実現性の高い有効で経済的な利活用モデル(地域で開催される中小規模のマラソン大会での利活用等)とするための調査検討を行う。
  3. 調査検討会で取りまとめられた個別利活用モデルを基に、その幅広い応用(クラウド技術の活用)等について検討するとともに、こうした利活用モデルの実用化による社会的効果などを地域におけるモバイルオフィスのあるべき姿として取りまとめを行う。

3 検討会委員

車内におけるモバイルオフィスの高度化に関する調査検討会 構成員

表:構成員(50音順、敬称略)
氏名 所属及び役職 備考
粟生 万琴(あおう まこと) 株式会社パソナテック部長  
赤崎 まき子(あかさき まきこ) 株式会社エイ・ワークス代表取締役  
井坂 孝之(いさか たかゆき) 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海支社法人営業部次長 第1回調査検討会まで
乾 暁(いぬい あきら) ひまわりネットワーク株式会社システム部部長代理  
榎本 栄貴(えのもと えいき) 株式会社コミュニティネットワークセンター事業開発部主任研究員  
小野 恒夫(おの つねお) 株式会社デンソーITS開発部第4開発室担当次長  
杉浦 二三男(すぎうら ふみお) 安城市企画部情報システム課長  
那須 一郎(なす いちろう) 豊田市総務部情報システム課長  
本丸 勝也(ほんまる かつや) リベラ株式会社技術開発部部長代理  
水野 好則(みずの よしのり) 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海支社法人営業部ソリューション担当部長 第2回調査検討会より
森川 高行(もりかわ たかゆき) 国立大学法人名古屋大学大学院教授(座長)  
山本 明彦(やまもと あきひこ) 富士通株式会社自動車ビジネス本部テレマティクス営業部主任  
吉澤 加奈子(よしざわ かなこ) NPO法人ウーマンリビングサポート代表理事  
若山 裕一(わかやま ゆういち) ITSアライアンス株式会社代表取締役社長  
渡邊 全美(わたなべ まさみ) 株式会社アルヴァス代表取締役  

4 会議開催状況

調査検討会

  • 第1回調査検討会(平成22年5月26日)
  • 第2回調査検討会(平成22年10月22日)
  • 第3回調査検討会(平成23年2月4日)
  • 第4回調査検討会(平成23年3月23日)

機能検証等の実施

  • 公的分野(行政業務の利便性・豊田市):とよた産業フェスタにて(平成22年10月2日〜3日)
  • 公的分野(災害現場確認支援・安城市):安城サンクスフェスティバルにて(平成22年10月23日)
  • 野外イベント(マラソン・ランナーの健康管理・庄内緑地公園):pinkgreenマラソン大会にて(平成22年12月4日)

5 関連報道資料

6 報告書

参考

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