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平成15年度 SCOPE関係採択案件(北海道管内)

※掲載内容は、新規採択時の内容です。
※各研究開発課題名にリンクしている研究概要図等(PDF)は、新規採択時資料やSCOPEによる研究開発終了直後の成果発表会時の予稿集等です。

【特定領域重点型研究開発】 周波数資源開発

「固有ビーム分割多重方式の実現に関する研究(研究開発)」PDF

  1. 研究者
      小川 恭孝 (北海道大学)
     
  2. 概要
      MIMOシステムをRFチャネルシミュレータにより模擬するシステムを整備した。また、固有ビームを送信するためのMIMOチャネル推定用に、端末からの上り回線として、MIMO空間分割多重パケットも時分割により伝送可能なシステム構成とした。その上で、固有ビーム分割多重方式の室内実験を行い、
    (1) 端末からのACKパケットにより基地局側でMIMOチャネルを推定できること、
    (2) MIMOチャネル情報に基づき固有ビームを簡易に形成できること、
    (3) ビーム数に合わせて送信電力制御が簡易にできること、
    (4) データパケットの端末受信時に、MMSEに基づく空間フィルタリングでストリーム分離ができることを確認した。  
  3. 期間
    2年

 

【特定領域重点型研究開発】 次世代ヒューマンインターフェース

「情報通信インターフェイスとしてのユビキタスパターン認識」PDF

  1. 研究者
      工藤 峰一 (北海道大学)
     
  2. 概要
      ユーザビリティが高くかつセキュリティ面でも安全な通信インターフェイスの開発を目的とする。
      本システムは、環境センサーネットワーク情報によりユーザにそれとは意識させないままそのユーザの認証を行い、さらにユーザの意図や状況を総合的に判断してユーザが好む形式や操作方法での情報通信機器利用を可能とする。
      特にデジタルデバイドと呼ばれる、高齢者がIT機器を使う場合の習熟困難性を、システムのパソナライズという形で克服する。たとえば、目が見えにくい人には文字ベースのメールが適切な音量の音声に変換されて届き、キーボードに慣れない人は声によるガイダンスに従い手書きペン入力でメールを送受信できるようになる。
      認証の具体的方式として、椅子への着席による個人認証ならびに赤外線センサーによる継時的追跡方式を提案している。
  3. 期間
    3年

 

【研究主体育成型研究開発】 産学官連携先端技術開発

「光ファイバ/光導波路一体型宅内伝送用光モジュールの研究開発」PDF

  1. 研究者

    研究代表者
      小林 壮一 (フォトニックサイエンステクノロジ株式会社)

    研究分担者所属機関
      アイフォーコム株式会社
      北日本電線株式会社
      CBC株式会社
      清水建設株式会社
      株式会社ダイナックス
      千歳科学技術大学
      日本ペイント株式会社
      富士通東日本ディジタル・テクノロジ株式会社
     
  2. 概要
      FTTH 及びホームネットワークの普及には、回線使用料の低価格化とともに関連デバイスの低価格化が重要課題となっている。
      宅内配線・伝送のキーパーツとなる光回路の従来の作製技術は、石英ガラスを主体に用いて、光導波路、入力光ファイバ、出力光ファイバアレイの3 つのパーツを個別に製造し、それぞれを接続してモジュールを作製する方法が開発実用化されている。しかし、この方法は、設備に多大な投資がかかる他、多段階の接続工程毎に0.1μm 精度の超微細調芯技術が要求され、製品の高価格化の誘因となっている。
      この解決には、加工が容易で低価格な材料開発と製造工程の簡素化、パーツの一体化が不可欠である。
      そこで本研究開発では、低価格なポリシランを用いて、大面積化し、量産化工程により光ファイバと光導波路を一体化した光モジュール開発をする。
  3. 期間
    5年

 

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