市場の動向
インターネット・ブロードバンド市場
市場には複数のISPが参入しているが大部分は小規模事業者であり、2025年3月現在では政府系事業者Uzbektelecomが加入者基準の市場シェアで約8割を占める。このほかの主な事業者としてはAsia Wireless、Sarkor Telecom、Sharq Telekomo、Beeline等がある。2024年以降はブロードバンド契約の9割が光ファイバベースと見られている。
固定ブロードバンド加入数及び加入率(2020~2024年)
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 5,309 | 7,497 | 9,014 | 10,792 | 12,631 | |
| 15.8% | 21.9% | 25.8% | 30.3% | 34.7% |
出所:ITU Data Hub
移動電話市場
移動体通信市場には、Uzbektelecom、Beeline(ブランド名:Unitel)、Coscom(ブランド名:Ucell)、UMS(ブランド名:Mobiuz)、Perfectumの5社が存在する。2025年3月現在の加入者シェアはUzbektelecomが最も多いが、Coscom、Beeline、UMSの上位4社のシェアはすべて20%台で拮抗している。Beelineを除く4社が2025年8月現在、5Gを提供している。
移動電話加入数及び加入率(2020~2024年)
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 33,387 | 35,069 | 36,851 | 38,107 | 40,177 | |
| 99.4% | 102.4% | 105.5% | 106.9% | 110.5% |
出所:ITU Data Hub
固定電話市場
固定電話市場ではPSTN網加入者が大部分であり、VoIPの割合はまだ低い。固定電話市場シェアのトップである政府系のUzbektelecomが、実質的に市内・長距離・国際通話サービス市場のシェアの大部分を占めている。
固定電話加入数及び加入率(2020~2024年)
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 5,474 | 5,767 | 5,686 | 6,147 | 6,323 | |
| 16.3% | 16.8% | 16.3% | 17.2% | 17.4% |
出所:ITU Data Hub
放送市場
地上放送ではMTRKが全国放送の基本4チャンネルを含めた26のチャンネルを運営しており、地上放送が放送市場の大部分を占める。
衛星放送ではMTRKの総合チャンネルのほか、複数の衛星放送事業者がサービスを提供する。
重要政策動向
デジタルウズベキスタン2030
2020年にまとめられたデジタル化戦略の「デジタルウズベキスタン2030」を通じ、国の経済革新と国際競争力向上を目指す。この戦略を通じて光ファイバや移動電話基地局等インフラ整備が進められる。
AI技術開発戦略
2030年までにAI国家ランキング50位入りを目指すAI技術開発戦略が進められている。この戦略により、AIインフラへの巨額投資や人材育成等が実施される。
ITパークを通じたスタートアップ・輸出支援
大統領のイニシアチブに基づき2019年以降首都を皮切りに国内14か所の地域支部が開設されたITパークで、スタートアップ育成プログラムやIT教育を提供する。2025年10月現在の入居IT企業数は3,300社を超え、日本の入居企業数も増えている。ITパークの輸出額は成長を続け、2024年末までに入居企業の輸出額は9億USDに達している。
基礎データ集
国の基礎データ
- 政体
- 共和制
- 面積
- 44万8,969㎢
- 人口
- 3,636万人
- 首都
- タシケント
- 公用語
- ウズベク語
経済関連データ
- 通貨単位
- 1スム(UZS)=0.012円(2025年9月末)
- 会計年度
- 1月から1年間
- GDP
- 1,149億6,529万USD(2024年)
出所:World Bank, World Development Indicators Database
法律
| 通信 | 通信法、電気通信事業法 |
|---|---|
| 放送 | なし |
監督機関
| 通信 | デジタル技術省 |
|---|---|
| 放送 | デジタル技術省 |