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広島県東広島市で小型気象レーダー実現のための実証試験を公開

〜講演会等を同時開催〜

  中国総合通信局(局長:黒瀬 泰平)は、中国情報通信懇談会との共催、中国地方非常通信協議会の後援により平成27年11月27日(金)、広島大学 東広島キャンパス内の中央図書館「ライブラリーホール」において、「X帯無線航行レーダー帯域における気象レーダーの利用に関する調査検討会(座長:広島大学大学院 教授 河原 能久)」に係る小型気象レーダー実現のための実証試験を公開し、当該調査検討会の取り組みや気象レーダーを利用した防災、減災及び導入に向けての課題等について理解を深めるための講演会及び実際のX帯の電波を使用する小型気象レーダーの機器等の展示を行い、69名の参加がありました。

  最初の講演会では、黒瀬局長からの挨拶の後、古野電気株式会社の廣瀬氏から「調査検討の概要等について」と題して、小型気象レーダーにおいて9.4GHz帯の電波を利用する意義と課題等についてご講演いただき、続いて調査検討会座長の河原教授(広島大学大学院)から「気象レーダーを利用した防災・減災について」と題して、平成26年8月に発生した広島土砂災害をもたらした広島豪雨の気象レーダー観測情報の分析結果、また、小型気象レーダーによる豪雨観測情報を有効に活用するため求められる事項等を分かりやすくご講演いただきました。

  講演会の最後に、広島国際大学 齋(いつき)教授(中国情報通信懇談会電波利用促進部会 部会長)から参加者へのお礼の閉会挨拶をいただき、その後、試験運用中の小型気象レーダーを公開し、実証試験に関する質疑応答を行い、全てを終了しました。

  参加者からは、「小型気象レーダーの必要性がわかった。」「災害を予測する上で、レーダー技術を利用した各種情報の重要性を感じた。」など、大変参考となり有意義であったという多数のご意見をいただきました。

  中国総合通信局では、地域の課題解決のため、今後も管内各地で電波の利用促進や新たな技術の紹介等を行うセミナーの開催等に取り組んでまいります。

  なお、講演資料は、中国情報通信懇談会HPに掲載しています。
  http://www.cic-infonet.jp/section/activity/151127.html


PDF版はこちらPDF[298KB]

講演会場の模様

講演会場内機器展示の模様

  試験運用中の小型気象レーダー
 
連絡先
  無線通信部企画調整課/電話:(082)222−3355

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