日本海海上で太陽光により温められた海水から水蒸気が発生し、海上に「ダクト」と呼ばれる大気の温度分布が上下逆転する層が突発的に発生します。
この「ダクト」の中では、電波の屈折率が通常と異なるため、通常届くことのない遠距離の電波が伝わることがあります。
同じチャンネル(周波数)の電波が混信すると、受信障害が発生し、ブロックノイズ」とよばれるモザイク状の模様が画面にあらわれます。障害がひどくなると、映像が映らなくなり、「受信できません」や「現在放送されていません」などのメッセージがテレビ画面に表示されます。
混信は春から秋頃までの期間で、気象条件により突発的に発生し、障害の発生時間は、短い時もあれば、長い時もあり一定していません。