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電波の異常伝搬による地上デジタル放送の受信障害について
(島根県及び山口県の一部地域)

「島根県・山口県」の一部におけるデジタル混信

 「島根県・山口県」の一部において、春から秋頃までの間、電波の異常伝搬(フェージング現象)により外国の放送波が到来してデジタル混信が起こり、地上デジタル放送の受信障害が発生することがあります。
 このような受信障害の解消に向け、中国総合通信局では関係する放送事業者とともに、対策の検討を進めています。

どのような障害なの?

 日本海海上で太陽光により温められた海水から水蒸気が発生し、海上に「ダクト」と呼ばれる大気の温度分布が上下逆転する層が突発的に発生します。
 この「ダクト」の中では、電波の屈折率が通常と異なるため、通常届くことのない遠距離の電波が伝わることがあります。

電波の伝わり方

 同じチャンネル(周波数)の電波が混信すると、受信障害が発生し、ブロックノイズ」とよばれるモザイク状の模様が画面にあらわれます。障害がひどくなると、映像が映らなくなり、「受信できません」や「現在放送されていません」などのメッセージがテレビ画面に表示されます。
 混信は春から秋頃までの期間で、気象条件により突発的に発生し、障害の発生時間は、短い時もあれば、長い時もあり一定していません。

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