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「デジタル社会の子どもを育む情報モラルセミナー」をオンライン併用で開催

 中国総合通信局(局長:小原 弘嗣)は、令和5年8月8日、広島県、広島市教育委員会、スマートフォン時代に対応した青少年のインターネット利用に関する中国連絡会及び広島市電子メディア協議会との共催により、「デジタル社会の子どもを育む情報モラルセミナー」を開催しました。
 本セミナーでは、青少年とインターネットとの関わり方や、サイバー犯罪等について、中国地方の保護者、教育関係者等を対象とした講演を行い、当日は会場(広島市中区)とオンライン参加を合わせて計136名が聴講しました。
 講演の概要は次のとおりです。

◎講演1「家庭でのデジタル・シティズンシップを学ぼう〜善き使い手となるために〜」
 (講師:一般社団法人メディア教育研究室 代表理事 今度珠美氏)
 はじめに、「デジタル・シティズンシップ教育」とは、従来の「情報モラル教育」とは異なり、子ども達がインターネットを利用する中で、自分自身の行動によって責任が及ぶ範囲や価値観の多様性などについて考えることで、インターネットという公共の場での作法や責任を学び、情報社会の一員として善き市民となるための行動規範を身につけていくものであると説明がありました。
  また、家庭での子どもとの関わりや見守りについて、一方的にルールを押しつけるのではなく相互承認に基づく「約束」を交わすことや、子どもの行動の背景にあるジレンマや孤立感に目を向け、受容・共感することなどのポイントをお話いただきました。
 
◎講演2「サイバー犯罪の現状と対策」
 (講師:広島県警察本部 生活安全部 サイバー犯罪対策課員)
 SNSを通じた自画撮り被害、グループチャットでのいじめ、誹謗中傷、炎上投稿、著 作権侵害の違法アップロード、安易な情報発信などの問題や、被害に遭わないための注意点について紹介されました。
さらに、近年問題となっている「闇バイト・裏バイト」の手口や気をつけるべきポイントに加え、犯罪やトラブルに子どもが巻き込まれないために、家庭でのルールづくりや相談できる環境作りの重要性などについて説明されました。
 中国総合通信局では、青少年の安心・安全なインターネット利用環境整備に向けて、今後も関係者と協力し、周知啓発に取り組んでまいります。
(電気通信事業課)
(講演1)今度 珠美氏(リモート講演)

(講演1)今度 珠美氏(リモート講演)

(講演2)サイバー犯罪対策課員

(講演2)サイバー犯罪対策課員

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