「放送技術セミナー・放送セミナー」を開催〜「宇宙天気現象がもたらす放送受信への影響」と「放送メディアへの防災気象情報の活用」を紹介〜
中国総合通信局(局長:小原 弘嗣)は、一般社団法人中国経済連合会、中国情報通信懇談会及び中国受信環境クリーン協議会との共催で、受信障害の防止に資する知識の向上及び防災減災に関する気象台の取組等の理解を深め、情報伝達手段の一つである放送メディアへの活用を促進することを目的に、令和6年3月7日(木)に広島市東区の会場とオンライン併用により「放送技術セミナー・放送セミナー」を開催しました。
講演1では、「宇宙天気予報の最近の動向」と題して、国立研究開発法人情報通信研究機構宇宙天気予報グループ グループリーダー 久保 勇樹氏から、太陽表面爆発(太陽フレア)などの太陽活動の変動とそれが社会生活に与える影響を予測する宇宙天気予報の過去、現在、未来の紹介がありました。これまでも大規模停電の発生、衛星制御不能、GPS測位誤差増大などの影響が生じており、最大級の太陽活動が起これば東日本大震災を上回る経済損失が予測されているとの説明がありました。
講演2では、広島地方気象台 広域防災管理官 矢ア 智也氏から、「気象台の取組と防災気象情報の活用」と題して、平時の防災教育や緊急時の自治体支援など地域の気象防災への取組や線状降水帯の予測精度向上に向けた取組が紹介されたほか、警報・予報をはじめとする防災気象情報の種類、活用方法、入手方法などの説明がありました。
講演には放送事業者、地方公共団体等から113名(会場42名、オンライン71名)の聴講がありました。
中国総合通信局は、今後も防災情報をはじめとする放送コンテンツの流通の促進や、放送受信障害の防止に向けた取り組みを進めてまいります。(放送課)
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