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高専のアイデアが満載!「ICT研究開発支援セミナー」〜高専の力で地域孝コウせんセン?〜 を開催

 中国総合通信局(局長:梅村 研)は、一般社団法人電子情報通信学会中国支部、中国情報通信懇談会及び中国地域ICT産学官連携フォーラムとの共催により、令和7年2月27日に広島市内の会場とオンラインで、「ICT研究開発支援セミナー〜高専の力で地域孝行(コウ)せん(セン)?〜」を開催しました。

 本セミナーでは、最初に、基調講演として、西 正博 広島市立大学大学院教授から、能登半島地震でも注目されたNTN(非地上系ネットワーク)通信を活用した広範囲なデータ収集や、広島の土砂災害に関するセンシング研究事例について講演いただきました。

 続いて、地域に根ざした研究・開発・実践を行っている高等専門学校(以下「高専」という。)の学生から、地域課題や社会課題の解決に向けた研究やソリューションなどについて、プレゼンテーションが行われました。
 このプレゼンテーションは、高専生による地域課題解決等に資するICTを活用したソリューションやユースケースなどを発表する機会を設け、高専ならではの発想や技術を、企業や自治体などの参加者向けに発信することにより、地域の課題解決を推進するとともに、ICT研究開発を行う若手研究者の人材育成につなげることを目的として実施したものです。
 当日は、アイデア満載の研究内容や研究成果について、高専生による熱のこもった発表が行われ、高専の力が地域孝行(地域課題解決等)に繋がるのではないかと期待の持てる大変有意義なセミナーとなりました。

 また、セミナー終了後、プレゼンテーションを行った高専生と参加いただいた大学教授や企業等の有識者の方々との間で意見交換会を開催し、有識者からの助言や質問、また、高専生や担当の教諭から研究に至った背景の説明や質問への回答などについて、活発に意見が交わされました。

 セミナーには、会場・オンライン併せて計81名の参加があり、参加者へのアンケート調査の結果、セミナーの内容について、約86%の方から「大変評価できる」、「評価できる」との回答がありました。

 中国総合通信局は、デジタル技術を活用した地域経済の活性化や生活環境の維持・改善等に向け、管内におけるデジタル基盤の構築や、地域課題解決のためのデジタル実装の取組を支援しています。
 今後も引き続き、関係機関と連携し、地域社会における課題の解決に向けたICTの活用を推進してまいります。(情報通信連携推進課)

《開会挨拶》

中国総合通信局長 梅村 研
《基調講演の様子》

広島市立大学大学院 情報科学研究科
情報工学専攻 教授 西 正博 氏
【意見交換会】

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