レポ記事

岡山市で「防災情報通信セミナー」を開催
ICT利活用の取り組み

 

 中国総合通信局(局長:黒瀬泰平)は、岡山県及び中国情報通信懇談会との共催により、平成26年10月2日(木)、岡山市北区の岡山コンベンションセンターにおいて、防災・減災のための情報提供や効果的な情報伝達システムの構築の必要性について理解と認識を深めていただくことを目的に「防災情報通信セミナー」を開催しました。本セミナーでは、防災に係る電波の利活用に関する講演と防災関連企業による情報伝達システムの高度化に関する取り組みや活用事例の紹介及び最新の機器にふれていただく機器展示を行い、140名以上が参加されました。
 講演会では、まず、基調講演として公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構 人と防災未来センター 宇田川研究主幹から、災害直後の各地現場を調査で廻られた豊富な経験をもとに自助・共助・公助の観点から有効な情報伝達システムについて分かりやすくご講演いただきました。続いて、(株)NTTドコモ中国支社 前田災害対策室長、ダックケーブル(株) 三上執行役員四国営業所長、富士通ネットワークソリューションズ(株) 横井部長からそれぞれの企業における災害対策、災害発生時の取り組み、システムの活用事例等について、説明されました。
 また、機器展示では、中国情報通信懇談会会員の防災関連企業等12社により災害情報共有システムや災害時に活用できる最新の無線通信機器の展示、デモ及びパネル展示等が行われました。
 参加者からは、「災害時における災害情報の収集及び周知を速く、正確に行う事は大変難しいが、新しいICTの利活用によりこの課題は解決されるのではないか」と評価されていました。
 中国総合通信局では、地域の課題解決のため今後も管内各地で電波の利用促進や新たな技術の紹介等を行うセミナー等の開催に取り組んでまいります。
 なお、講演資料の一部は、中国情報通信懇談会HP(http://www.cic-infonet.jp/section/electric_wave.htm)に掲載しています。
 

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講演会場の模様 

機器展示会場の模様 

 

 

連絡先
 無線通信部企画調整課/電話:(082)222−3355

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