ICTレポート

広島県福山市で「電子タグ(RFID)利活用研究フォーラム」を開催
〜 健康・スポーツと手を結ぶICTの力 〜


 中国総合通信局(局長:黒瀬泰平)は、中国電子タグ(RFID)利活用研究会、中国経済連合会、福山市、福山商工会議所及び中国情報通信懇談会と共催し、平成26年11月28日(金)、福山市のニューキャッスルホテルにおいて、スポーツや趣味を更に楽しむことで健康を増進し、関連ビジネスにも役立てるため、ICタグを中心とした無線通信技術や事例を紹介することを目的に「電子タグ(RFID)利活用研究フォーラム」を開催し、65名が参加されました。
 フォーラムでは、まず、基調講演として総務省総合通信基盤局 上野室長補佐が、「RFIDに関する総務省の取組」として我が国の電波利用の変遷から研究開発の動向、2020年開催予定の東京オリンピックを含むスポーツでの電波の利活用等について、総務省の積極的な施策の状況や展望を交えながら講演いたしました。続いて、利活用事例の紹介として、(株)サトー 黒川様と広島国際大学 齋(いつき)教授から「電波ビーコンでランナーの位置検知!〜命を救うICT〜」として、中国電子タグ(RFID)利活用研究会が取り組んでいるトレイルランニング(山岳等でのマラソン)でのランナー見守りシステムの検討状況についての報告があり、最後に広島国際大学 石原教授が「高齢者・障がい者も楽しめる認知機能のゲーム(いきいきポン)シリーズ〜健康寿命の伸張に向けたICT活用案〜」として、興味や嗜好が多様化する高齢者や障がい者の方が楽しみながら機能訓練とポジティブ感情の育成ができるゲーム作りについて、完成までの4年の苦労を含めて説明されました。
 参加者からは、「いろいろな分野の話が聴けて良かった。」「ICTの利活用を考えるきっかけになった。」「電子タグフォーラムは継続的に取り組んでおり感心する。」などの感想をいただきました。
 中国総合通信局では、地域の課題解決のため、今後も管内各地で電波の利用促進や新たな技術の紹介等を行うセミナー等の開催に取り組んでまいります。

 なお、講演資料の一部は、中国情報通信懇談会HP 
http://www.cic-infonet.jp/section/activity/141128.html)に掲載しています。 
 

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主催者挨拶 中国情報通信懇談会
川上 用一  電波利用促進部会長 

講演会場の模様 

 

 

連絡先
 企画調整課/電話:(082)222−3355

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