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広島市で「放送セミナー2014」を開催
地域における放送メディアのあり方を探る


 中国総合通信局(局長 黒瀬 泰平)は、 中国情報通信懇談会との共催により、平成26年12月5日(火)に広島市の西区民文化センターにおいて、放送メディアの新たな展開が視聴者や地域社会に何をもたらすのかを考えることを目的として「放送セミナー2014」を開催し、放送事業者、有線放送事業者、通信事業者及び大学など約100名が参加されました。
 第1部 『ICT街づくり推進事業を通じた地域デザインの取り組み』では2名の講師より講演いただきました。まず近鉄ケーブルネットワーク(株) 後藤氏より 「市民メディア「かつらぎてれび」でコミュニティ活性化」として、奈良県葛城市での街づくりの取り組みとして、 インターネットを利用した「かつらぎてれび」の取組事例を紹介しつつ、CATV会社の地域への貢献と課題、更なる取組等についてご説明をいただきました。続いて、凸版印刷(株) 矢尾氏より「住民サービスを支える基盤技術とマイナンバーサービス導入化に向けた実証」 として「街づくり事業」における凸版印刷の役割・意義を説明し、マイナンバーサービスの更なる展開(広島地域のコンソーシアムとの連携等)について紹介いただきました。
 第2部『NHKが目指す、放送と通信の連携』では、日本放送協会 実井氏からNHKが取り組んでいるハイブリッドキャストの取り組みから、技術動向も踏まえた更なる利活用の可能性を示しつつ、最近関心が高まりつつあるスーパーハイビジョン、4K8Kの最新動向についてもご説明いただきました。
 その後の質疑応答では、ゲスト(広島市立大学 吉田教授、安田女子大学 染岡教授、県立広島大学 和田准教授)やCATV事業者、ICT企業、大学生などから、具体的な将来展望等に関する意見質問が寄せられました。
 中国総合通信局では、今後とも放送メディアの地域貢献やさまざまなシーンでの利活用を促進してまいります。
 なお、講演資料の一部は、中国情報通信懇談会HP(http://www.cic-infonet.jp/section/broadcasting.htm ) に掲載しています。
 

 
 

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主催者挨拶 中国情報通信懇談会
吉田 章顕 放送部会長 

セミナー会場の様子 

 

 

連絡先
 放送部放送課/電話:(082)222−3382

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