中国総合通信局(局長:黒瀬泰平)は、中国受信環境クリーン協議会及び中国情報通信懇談会と共催で、放送・通信に関する電波の受信・送信技術について知識の普及・向上および最新の技術動向等の学習を目的とした「放送技術セミナー」を、平成27年2月27日(金)、鳥取県米子市において開催しました。
セミナーでは、『ローカル放送局での4Kテレビへの取り組み』について、株式会社山陰放送 管理総局 専門局長 吉村哲正氏より、同社の開局60周年特別番組「古代ロマン 歴史の源流 出雲」を紹介し、出雲大社御本殿の4K撮影の裏側について解説いただきました。
続いて、『解決困難な電波障害の事例と分析』について、関東総合通信局 電波障害分析課 畠山忍課長より、電子機器や家電製品等、思いもよらない身近な設備からの電磁波などが原因となっている放送受信等の障害事例を取り上げ、その原因探査と対策について解説しました。
最後に、『次世代地上放送の研究開発』について、日本放送協会 放送技術研究所の土田健一氏より、熊本県人吉市で実施した地上波による8K放送の長距離伝送実験に関する先端技術と、その実現に向けた課題等について解説いただきました。
セミナーには、放送・通信事業者、流通・販売業者、製造業者、工事業者、自治体など81名の参加がありました。
中国総合通信局では、今後もこのようなセミナーを通して放送技術の最新動向を紹介するとともに、放送等受信障害の解消に向け積極的に取り組んでまいります。
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主催者挨拶 中国総合通信局
放総部長 佐藤 好英 
セミナー会場 |
連絡先
放送部放送課/電話:(082)222−3382 |