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「X帯無線航行レーダー帯域における気象レーダーの利用に関する調査検討会」の
第1回会合を開催

  中国総合通信局(局長:黒瀬泰平 )は、平成27年度「調査検討会」の第1回会合を、平成27年7月6日、当局会議室で開催しました。

  本調査検討会の目的は、船舶及び航空機搭載用レーダーとして利用されているX帯の一部(9.4GHz帯)において、いわゆるゲリラ豪雨や竜巻等の局地的な気象観測を行うための小型気象用レーダーを利用するため、岡山市及び広島県東広島市において、既存の船舶レーダー及び航空機搭載気象レーダーとの与干渉・被干渉等の実証試験を行い、実用する場合の運用条件及び技術的条件等を明らかにするものです。

  冒頭、中国総合通信局林無線通信部長から、「小型気象レーダについては、技術は成熟域にあり、既に実験用の名目で一定の台数の運用実績があり、コストの低廉が期待されており、残された課題は制度化と導入後の運用方法である。制度化にあたって、9.4GHz帯は船舶・航空機に優先があり慎重に検討する必要がある。また、運用も導入用途に応じて長い時間をかけて成熟させていく必要であるが、熟練の専任オペレータが必要となると負担増となるので、画像処理などの技術により負担軽減を目指したい。」との挨拶がありました。

  続いて、各委員が紹介され、座長として、広島大学大学院河原 能久(かわはら よしひさ)教授を選出し、引き続き河原座長が座長代理・作業部会長として広島市立大学大学院高橋 賢(たかはし さとし)准教授を指名し、議事に入りました。

  議事では、調査検討のテーマである小型気象レーダーの概要について説明があり、小型気象レーダーの位置付けや9.4GHz帯を使用する意義等について、認識を深めました。

  最後に、実証試験の概要と全体スケジュール等について確認し、終了しました。

  今後は、作業部会において、実証試験の方法などを具体化していくこととしています。



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林無線通信部長の挨拶

第1回会合の様子


 
連絡先
  無線通信部企画調整課/電話:(082)222−3355

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