中国総合通信局(局長 黒瀬 泰平)は、 中国情報通信懇談会、中国経済連合会との共催により、平成27年7月21日(火)、広島市において、放送のネット配信時代にふさわしい法体系の動向と課題・目指すべきテレビコンテンツのビジネスモデルの方向性、放送局によるネット配信への取り組み・放送システムの将来像を探ることを目的として「放送と通信の連携などに関わる講演会(H27年度第1回)」を開催し、放送事業者、有線放送事業者、通信事業者、自治体及び大学など約100名が参加されました。
講演1 『進むテレビのネット配信とこれからの放送通信連携ビジネスの在り方』と題して、東洋大学経済学部教授 山田 肇氏から、テレビの視聴スタイルの変化、視聴スタイルの変化に対応するテレビ、変わる県域免許性の位置づけ・法体系の課題、過激化するネット放送と中庸をいくテレビ、これからのメディア戦略と展望など、具体例を紹介しつつこれからの連携ビジネスや課題等についてご説明をいただきました。
講演2 『放送コンテンツ動画配信へのフジテレビの挑戦〜ネット配信テレビ局の切り札に?〜』と題して、(株)フジテレビジョンコンテンツ事業局 野村 和生氏より放送事業者を取り巻くメディア市場の動向と課題、フジテレビが進めるCS放送のネット配信、本格化する見逃し番組配信サービスへの対応、配信基盤の統合化と放送システムの将来像など、フジテレビが力を入れているネット配信の取り組み、技術の進歩によるCM視聴形態や違法動画の脅威などに対し放送事業者としてこれからのネット配信サービスの対応や対策などについてご説明をいただきました。
その後の研究会では、効果的なネット配信サービスやメディア連携の在り方等、今後の取り組むべき方向性について意見交換されました。
中国総合通信局では、今後とも放送メディアの地域貢献やさまざまなシーンでの利活用を促進してまいります。
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講演1 東洋大学教授 山田 肇氏
講演2 (株)フジテレビジョン 野村 和生氏
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放送部放送課/電話:(082)222−3382 |