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広島市で「最先端ICT利活用セミナー」を開催

〜あらゆるモノがインターネットでつながるIoT時代の衝撃! 〜

  中国総合通信局(局長:黒瀬 泰平)は、平成27年12月9日、広島市内において、中国超高速ネットワーク連絡協議会(会長:相原 玲二)及び中国情報通信懇談会(会長:山下 驕jと共催で、あらゆるモノがインターネットを介して融合するIoT(Internet of Things)をテーマに、総務省が推進するICT政策や国の研究開発機関が進める最先端のICT利活用戦略について紹介する「最先端ICT利活用セミナー」を開催し、地方自治体、大学、ICT関連企業などから約60名の参加がありました。

  最初に、「ユビキタスからIoT、ソーシャルICTに向けて」と題し、国立研究開発法人情報通信研究機構ソーシャルICT推進研究センター統括 島田 淳一氏から、研究開発成果の社会還元に取り組む最先端の研究開発動向とともに、IoTに関する国の情報通信政策の動向等を紹介。島田氏は「2002年に総務省調査研究会で想定したユビキタスネットワーク技術の将来イメージは、多くが現実のものとなった。近年IoTがキーワードになっているが、AI(人工知能)にも注目が集まっている。また、社会的課題を解決する手段として、IoT技術が多々存在するが、”軽い”IoTで解決できるものもある。これをいかに浸透させていくかがこれからのポイント。」と述べられました。

  続いて、「8K超高精細の映像伝送とその未来〜2020年のオリンピックイヤーを超えたその先へ」と題し、神奈川工科大学情報学部情報ネットワーク・コミュニケーション学科 教授 丸山 充氏から、情報通信研究機構が運用する新世代通信網テストベッド「JGN-X」と大規模エミュレーション基盤「StarBED3」を活用した超高精細8K映像伝送の実証実験の概要及びその未来についてお話いただきました。丸山氏は「8Kは非常に高精細で素晴らしい映像であり、世界遺産やスポーツ中継などに期待され、利用シーンに応じたコンテンツ制作が必要。2020年の東京オリンピックに向けて皆様と一緒に考えていきたい。」と述べられました。

  中国総合通信局では、今後も、中国地方の自治体、大学、研究機関、ICT関連企業相互のより一層の交流の促進を図り、活力ある地域社会の創生に取り組んでまいります。

  なお、講演資料は、中国情報通信懇談会HPに掲載しています。
  http://www.cic-infonet.jp/section/main/h27.htm
 


PDF版はこちらPDF[505KB]


▲講演I
 国立研究開発法人情報通信研究機構
   経営企画部 統括
   ソーシャルICT推進研究センター 統括
   島田 淳一 氏

▲講演II
 神奈川工科大学 情報学部
   情報ネットワーク・コミュニケーション学科
   教授 丸山 充 氏

連絡先
  情報通信部情報通信連携推進課/電話:(082)222−3408

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