中国総合通信局(局長:黒瀬 泰平)は、中国情報通信懇談会と共催し、「サイバーセキュリティセミナーin鳥取2016」を平成28年2月17日(水)に鳥取県鳥取市内で開催し、一般企業や個人、情報通信関係企業、行政機関などから95名の参加がありました。
本セミナーは、サイバーセキュリティ月間(2月1日〜3月18日)の参加行事として、安心・安全な情報通信ネットワーク社会の実現を目指し開催したもので、国、研究機関、民間企業から3名の講師をお迎えし、サイバーセキュリティに関する最新動向等について紹介していただきました。
はじめに、総務省情報セキュリティ対策室課長補佐 堀川 亮から、脅威が増大するサイバー攻撃の現状や2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた、サイバーセキュリティ人材育成支援など、総務省の施策について述べられました。続いて、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) ネットワークセキュリティ研究所所長 平 和昌氏から、同機構で研究開発しているサイバー攻撃観測網「NICTER(ニクター)」の概要及びその観測結果を活用したインシデントアラート提供について、サイバー攻撃の可視化映像をリアルタイムで示しながら説明され、今後、機構が開発したサイバーセキュリティ技術が広く利用されることが期待されると述べられました。
最後に、LINE(株)政策企画室 高橋 誠氏から、LINEなどインターネット上のコミュニケーションでは、ちょっとしたイタズラ心や軽い気持ちで行った発言が、相手を傷つけたり、トラブルに発展することもあるので、相手の立場や状況を考えながら利用することが大切であること、また、ネットの「記録される」、「拡散する」などの特徴を理解して利用することの大切さについて、事例を交えながら述べられました。
中国総合通信局では、今後もセミナー等を通じて、日々進化・深化するサイバー攻撃に対するサイバーセキュリティの必要性を周知して参ります。
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