中国総合通信局(局長:菊池 昌克)は、一般社団法人広島県情報産業協会特別委員会 広島インターネットビジネスソサイエティ(以下、HiBiSという。)と共催で、平成28年7月12日、広島市においてICTベンチャー企業等の事業育成・研究開発支援制度「ICTイノベーション創出チャレンジプログラム(以下、「I-Challenge!」という。)」公募説明会及びICTを高度に使いこなす若手人材の育成講座を開催しました。
《第1部》総務省「I-Challenge!」公募説明会では、22名の参加があり、業務支援機関である株式会社野村総合研究所 業務革新コンサルティング部 栗生澤 亜希(くりうざわ あき)氏から、これまで採択された技術開発課題の紹介を交えた公募内容の説明が行われました。続いて、平成27年度事業において「I-Challenge!」に挑戦中の株式会社エクスメディオ 代表取締役 物部 真一郎(ものべ しんいちろう)氏から「画像および問診データによる皮膚疾患識別技術の開発」プロジェクトの紹介とともに、事業化支援機関から専門以外の分野のキーマンの紹介などのバックアップを受けることにより、人的広がりができたという「I-Challenge!」のメリットが述べられました。
《第2部》では、HiBiS主催のICTビジネス事例コンテスト「第20回HiBiSインターネットビジネスフォーラム2016」に応募をめざす大学生24名を対象に、“学生ICTビジネスプラン・ブラッシュアップ講座”を開催しました。冒頭、起業を志す全国の学生・高専生がビジネスプランを競い合う「起業家甲子園」(国立研究開発法人情報通信研究機構主催)において、審査員特別賞を受賞したi-Generations(立命館大学) 芳本 大樹(よしもと ひろき)氏から、アイデアを事業化に展開させるためのノウハウや、学生でありながら起業している自身の経験について、参加者にわかりやすく紹介されました。続いて、学生が少人数単位に分かれ、メンバー相互に意見交換し、起業アイデアのブラッシュアップを図りました。
中国総合通信局では、今後も引き続き、地域のインキュベーター等と協力し、ICTを活用した革新的な技術やアイデアで新事業の創出にチャレンジするイノベーターやベンチャー起業を目指す学生等を積極的に支援して参ります。
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