中国総合通信局(局長:長塩 義樹)は、平成30年8月3日、鳥取県倉吉市において、中国情報通信懇談会と共催で「プログラミング教育推進セミナー」を開催し、学校教育関係者、地方自治体及び民間企業等から100名の参加がありました。
プログラミング教育は、小学校学習指導要領の改訂により2020年度から小学校で必修化され、子供たちの論理的思考力・コンピュータを活用した課題解決能力を養うことや各教科内で活用し、内容の理解を高めること等をねらいとしております。
本セミナーでは、学校教育関係者にプログラミング教育のイメージを掴んで頂き、必修化への準備の一助となることを目的として、プログラミング教育のねらいや、タブレットやロボット機材を使うことなく既存の設備でプログラミング教育の授業を実施している事例を紹介しました。また、セミナー会場では、プログラミング教育教材の機器展示も実施しました。
基調講演 「プログラミング教育必修化に向け何をすべきか」【1.1MB】
講師:武蔵野学院大学 国際コミュニケーション学部 准教授 上松 恵理子 氏
要旨
プログラミング教育の必要性と今後の方向性を、外国のプログラミング教育の事例を織りまぜながらご講演いただきました。
「滋賀県の小学校におけるプログラミング教育実践事例
〜プログラミング的思考を育む授業パッケージの開発を通して〜」
講師:滋賀県総合教育センター 研修指導主事 小林 大輔 氏
要旨
プログラミングの考え方にふれながら進める教科の学習活動と、プログラミングを体験する学習活動を組み合わせた授業パッケージ開発・実証の取り組みについてご講演いただきました。
「相模原市の小学校におけるプログラミング教育の取組」【2.3MB】
講師:相模原市教育委員会 教育局 学校教育部教育センター 学習情報班 指導主事 渡邊 茂一 氏
要旨
プログラミング教育の位置づけや、相模原市の小学校における様々な学年・教科での実践事例についてご講演いただきました。
「必修化に向けた指導教員養成と算数科の教材開発について」【1MB】
講師:特定非営利活動法人 みんなのコード 主任講師 福田 晴一 氏
要旨
プログラミング教育の指導教員養成の取り組みや、無料で利用できるオリジナルWeb教材「プログル」
の算数科での活用事例についてご講演いただきました。
「地域ICTクラブの展開」
講師:総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 情報活用支援室 課長補佐 本橋 充成
要旨
「地域ICTクラブ」の施策説明及び「未来の学びコンソーシアム」の紹介を行いました。
「防災拠点としての学校へのWi-Fi整備」
講師:総務省 中国総合通信局 情報通信部 部長 野尻 誠
要旨
防災拠点としての学校へのWi-Fi環境整備に関する総務省補助事業の説明を行いました。
プログラミング教育教材機器展示
(株)内田洋行様、(株)大日本印刷様、(株)ナリカ様、松江市・NPO法人Rubyプログラミング少年団様、特定非営
利活動法人みんなのコード様にご協力いただきました。
中国総合通信局では、今後も、プログラミング教育の普及・促進を通じて、教育の情報化を進めてまいります。
情報通信部 情報通信振興課/電話:082-222-3322 |