IoTの導入・利活用は、業務の効率化やコスト削減を可能とし、企業・団体等において、業務改善や新たな価値・ビジネスの創出を図る有効な手段として大きな期待が寄せられています。
中国総合通信局(局長:長塩 義樹)では、平成30年8月23日(木)、くにびきメッセ(松江市)において、島根県、公益財団法人しまね産業振興財団、中国情報通信懇談会及び中国地域ICT産学官連携フォーラムと共同により「IoT入門セミナー」を開催しました。
本セミナーは、IoT導入のメリットや留意点を理解することにより、IoT導入を促進すること等を目的とし、IoT導入に関心のある企業・団体等から50名の参加がありました。
専門家による講義では、IoTの基礎知識をはじめ、分野別の導入・利活用の事例紹介、IoTの技術、電波法などの関連法制度、セキュリティ対策などについて説明がありました。
<事例紹介>
製造業において、IoTを導入・活用した成功事例として、I Smart Technologies株式会社(旭鉄工株式会社)から、IoTを導入したことによる生産性向上や経費節減が図られた事例紹介がありました。
<ワークショップ>
最後に、ワークショップ形式により、IoT導入の進め方について、ワークシートを使用し、参加者が自社の課題の洗い出しやその解決策を考えた後、周囲の人とグループになり意見交換を行いました。さまざまな業種の参加者が活発な議論を行い、自社でIoTをどう活用するかを考える良い機会となりました。
<デモ機器展示>
会場後方には、センサーなどの簡易なシステムを活用した、農業におけるIoT利活用を体験できる実機デモコーナーも設けられ、休憩時間には、参加者が、デモを体験しながら、講師に熱心に質問する様子が見受けられました。
中国総合通信局では、今後も中国地方の自治体、民間企業相互の連携を図り、ICT利活用により活力ある地域社会の創生に取り組んでまいります。
連絡先:情報通信部情報通信連携推進課/電話:082-222-3408 |