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令和元年度広島県総合防災訓練において情報伝達訓練等を実施

 中国総合通信局(局長:本間 祐次)は、令和元年10月6日(日)、尾道糸崎港貝野地区(広島県三原市和田沖町)において実施された「令和元年度広島県総合防災訓練」に参加し、地元自治体やケーブルテレビ、企業・団体との連携により以下の実動訓練を実施しました。

1.長距離無線中継システムによる災害状況情報伝達訓練PDF
 訓練は、固定電話や携帯電話などの公衆通信網が途絶している想定の下、長距離無線中継システム(公共ブロードバンド移動通信システム)を使用して、画像を伝送する訓練を実施しました。
 訓練会場内で行われた土砂災害対応訓練や洪水対応訓練において、富士通株式会社及び株式会社富士通ゼネラルが用意した長距離無線中継システムを、三原市消防本部の隊員が担ぎ、実動訓練を間近でビデオカメラにより撮影し、現地災害対策本部に三原テレビ放送株式会社が設置したモニターへ、緊迫感と迫力ある映像が伝送されました。

2.通信・放送確保のための電源供給訓練PDF
 令和元年台風15号による災害を踏まえ、土砂災害により道路や商用電源の寸断、これに加えテレビジョン放送施設も被災したことを想定して、中国総合通信局が搬入した災害対策用移動電源車からNHK広島拠点放送局が搬入した非常用送信車両(通称「Eカー」))や災害対策用移動通信機器に電力供給を行う訓練を行いました。
 この災害対策用移動電源車からEカーへの給電訓練は、中国管内では初めての試みであり、訓練を通じて接続方法等の手順の確認を行いました。
 なお、災害対策用移動電源車は、災害時の通信及び放送の迅速な確保を目的として、電気通信設備又は放送設備の応急復旧対策を行うための発電機を搭載しており、全国9箇所の総合通信局に配備されています。

 今後も、中国総合通信局では、情報通信技術(ICT)を活用した防災訓練に自治体や防災関係機関等と連携して取り組み、地域のさらなる安全安心の確保に努めてまいります。
長距離無線中継システムを担ぎ、撮影する三原市消防本部の隊員

長距離無線中継システムを担ぎ、
撮影する三原市消防本部の隊員

現地災害対策本部へ届けられた映像(下段のモニター)

現地災害対策本部へ届けられた映像
(下段のモニター)

Eカーへ給電する中型電源車1

Eカーへ給電する中型電源車1

Eカーへ給電する中型電源車2

Eカーへ給電する中型電源車2

中国総合通信局の展示ブース

中国総合通信局の展示ブース

広島県知事、三原市長へ展示内容の説明

広島県知事、三原市長へ
展示内容の説明

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