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「サイバーセキュリティセミナー岡山/広島」を開催

 総務省中国総合通信局(局長:本間 祐次)は、岡山市及び広島市において2月5日、6日の両日で「サイバーセキュリティセミナー」を開催しました。

 本セミナーは、サイバーセキュリティ月間(2月1日〜3月18日)の参加行事として、安心・安全な情報通信ネットワーク社会の実現を目指し開催したもので、サイバーセキュリティの専門家を講師としてお迎えし、5G時代の本格到来に向けて、サイバーセキュリティに関する最新動向や政策、セキュリティ対策の重要性等についてご講演いただきました。

 岡山市のセミナーは、2月5日(水)ホテルグランヴィア岡山において、98名の方の参加のもとに開催しました。
 講演1では、国立研究開発法人情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 サイバーセキュリティ研究室 室長 井上大介 氏から 「サイバー攻撃の現状とサイバーセキュリティ研究の最前線」と題してご講演いただき、サイバー攻撃を可視化する観測装置nicterの動画を用いたサイバー攻撃の現状やIoT機器の脆弱性を利用したサイバー攻撃とその対策方法などについて、ご講演いただきました。
 講演2では、総務省サイバーセキュリティ統括官室から「サイバーセキュリティを取り巻く現状と政策」と題して、IoT機器の調査・注意喚起「NOTICE」の取り組みや、実践的サイバー防御演習「CYDER」の積極的な受講要請など、総務省のサイバー施策を紹介しました。
 講演3では、岡山県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課から「サイバー犯罪の情勢について」と題して、全国及び岡山県内におけるサイバー犯罪被害件数や動向、実際の被害事例、被害に遭わないための対策などについてお話しいただきました。
 また、岡山大学からは「Society5.0の推進に向けた岡山県・岡山大学の取り組み」と題して、岡山IoT・AIセキュリティ講座による岡山大学の社会人人材育成への取り組みが紹介されました。

 広島市のセミナ−は、2月6日(木)にTKPガーデンシティPREMIUM広島駅北口において、85名の方の参加のもとに開催しました。
 講演1では、国立研究開発法人情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所主管研究員 中尾康二氏から「サイバー攻撃の現状とサイバーセキュリティ対策」と題してご講演いただき、IoT時代のサイバーセキュリティ対策のあり方やTelnetの危険性、AIを使ったマルウェアの出現などについてご講演いただきました。
 講演2では、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 制御システムセキュリティ対策グループ 河野一之氏から「サイバーセキュリティ対策の最新動向」と題して、産業用IoTのリスクやサプライチェーンへのサイバー対策の必要性についてご講演いただきました。
 講演3では、広島県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課から「サイバー犯罪の現状と対策」と題して、年々巧妙化するサイバー犯罪の最新動向や、取るべき対策などについて、秘密結社 鷹の爪と警察庁がコラボしたアニメーションなども交えて、わかりやすくお話しいただきました。
 また、関係機関からの情報提供として、岡山大学および広島市立大学よりサイバーセキュリティ人材育成の取り組みが紹介されました。

 このたびのセミナーは、経済産業省中国経済産業局、中国情報通信懇談会および岡山県情報セキュリティ協議会との共催により開催しました。
 また、中国地域における国の地方行政機関の連携と相互の協力体制を強化し、一体となってSociety5.0の実現を目指す目的として発足した「中国地域におけるSociety5.0の実現に向けた連携・協力会」の取組の一つでもあります。

 当局では、引き続き関係機関と協力し、セミナー等を通じて、深刻化するサイバー攻撃に対するセキュリティ対策の重要性について、周知啓発に取り組んでまいります。

連絡先
 情報通信部電気通信事業課
 電話:082-222-3375

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