中国総合通信局(局長:本間 祐次)は、中国情報通信懇談会及び中国地域ICT産学官連携フォーラムの主催で、「基礎から学ぶIoTセミナーin山口」を令和3年1月20日(水)にオンラインにより開催しました。
本セミナーは、総務省の「IoT機器等の電波利用システムの適正な利用のためのICT人材育成事業」として開催するもので、基本的知識の習熟から、操作体験、ワークショップやグループ討議で構成され、IoTの導入・利活用に関心のある企業・団体等から17名の参加がありました。
はじめに、IoTのイメージをつかむための基礎知識の講習、製造業・ヘルスケア分野での導入・利活用事例の紹介がありました。続いて、機器の種類、システムの機器構成、データ収集の流れや電波法の基礎知識等のIoTの技術・関連法制度等が説明されました。
操作体験では、ワイヤレスIoT機器「MESH」を使用し、入場者数をカウントするシステム構築の流れやMESHブロックの操作方法等を、講師が機器を操作する動画の視聴を交えながら学びました。
ワークショップでは、介護施設スタッフの負担低減を題材テーマとし、IoTで解決したい課題の設定から解決策の案出、プロトタイプの作成・修正、実証・評価、現場への導入までのプロセスを体験しました。
最後に、グループに分かれて自社・自組織でのIoT導入を検討・討議し、参加者は具体的にIoTをどう活用するかを考えるよい機会となりました。
中国総合通信局では、今後も中国地方の自治体、民間企業相互の連携を図り、ICT利活用により活力ある地域社会の創生に取り組んでまいります。
▲主催者挨拶
中国総合通信局 情報通信部 情報通信連携推進課長
小土井 一洋