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「サイバーインシデント対応勉強会」をオンライン開催

 中国総合通信局(局長:和久屋 聡)は、令和3年10月27日(水)、中国情報通信懇談会、中国地域サイバーセキュリティ連絡会との共催及び中国経済産業局の協力のもと、セキュリティ運用担当者等を対象に、オンラインによる「サイバーインシデント対応勉強会〜サイバー攻撃への対応方法・手順の解説と演習〜」を開催し、32名の参加がありました。
 今回の勉強会は、中小企業や地方公共団体などのユーザーから、「情報セキュリティ対策が必要だと認識しているものの、どのように対処すれば良いのか分からない」「人材や知識が不足している」「セキュリティ意識が低い」などの声が多く寄せられていることを踏まえ、サイバー攻撃を受けた際に迅速・適切に対応できる知識等の習得を目的に、基本的な部分も含めて専門家から分かりやすく解説をいただけるものとして企画しました。

 当日は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究所 ナショナルサイバートレーニングセンター長 園田 道夫 氏から、まず、マルウェア感染事象の見え方やログ等素材の確認、分析による感染端末の特定方法の説明など、簡単な事例を元にした基本的なインシデントへの対応方法などを講演いただきました。
 その後演習として、初動対応時に気をつけるべきポイントのほか、「検知・連絡受付」「トリアージ」などについて、3〜4名のグループに分かれたディスカッションを行い、講師からの問いかけに対して様々な視点を取り入れた意見の提出、とりまとめ結果の発表などを行いました。
 最後に、NICTが実施しているCYDER(実践的サイバー防御演習)の紹介があり、今回の勉強会の理解度を高めるため、機会を捉えて継続的に演習の受講をしていく必要性についても理解を深めていただきました。

 終了後のアンケートでは、「グループディスカッションで普段接点のない方とも交流できて、多角的な考え方に接することが出来た」「インシデント発生時の初動対応や行動の優先順位に関する理解が深まった」「サイバーインシデント対応についての方法及び手順を網羅的に学ぶことができ、次に学ぶ必要があるテーマを確認することができた」などの感想が多数寄せられています。
 総務省では、今後もインシデント演習やセキュリティセミナーを計画するとともに、セキュリティ情報の共有を行い、中国地域における人材育成や対策の推進に取り組んでまいります。
(サイバーセキュリティ室)

【プログラム】

講演:「サイバーインシデント基本のキ」
(講師:国立研究開発法人情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所
ナショナルサイバートレーニングセンター長 園田 道夫 氏)
NICT:園田講師

【NICT:園田講師】

CYDERに関する案内

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