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「放送セミナー2022 in 広島」を開催
<「臨時災害放送局の高度化」、「AMラジオの現状と今後の展開」を紹介>

 中国総合通信局(局長:和久屋 聡)は、中国情報通信懇談会と共催で令和4年1月19日(水)、オンライン方式によるセミナーを開催しました。

岩本氏

(株)NHKテクノロジーズ 岩本 昌三 氏

 セミナーは二部構成とし、第一部では、中国総合通信局において令和元年度から2年間開催した『「臨時災害放送局の高度化に関する調査検討(※)」の概要』について、株式会社NHKテクノロジーズ 営業企画部長 岩木 昌三氏から、瀬戸内海沿岸のような周波数逼迫地域では複数の臨時災害放送局を同時に開設することが難しかったが、今回の調査検討を通じ、同期放送技術、回り込みキャンセル技術を活用し、同一周波数で広いエリアをカバーできることが確認できたとの説明がありました。

畑氏

(株)中国放送 畑 和行 氏

 第二部では、株式会社中国放送 ラジオ局長 畑 和行氏から、「いま、AMラジオが注目されている理由」と題して、AMラジオ開始から100年が経過する中で聴取環境が大きく変化していることや東日本大震災などの災害によりラジオメディアが見直されてきたこと、さらに放送ネットワークの強靱化と安定した放送継続のため、FM転換の必要性などの説明がありました。

恵良氏

山口放送(株) 恵良 勝治 氏

 また、山口放送株式会社 技術局長 恵良 勝治氏から、『FM補完放送「エフエムKRY」の取り組み』と題して、エフエムKRYを瀬戸内側(92.3MHz)、山陰側(86.4MHz)の2波で同期放送を実施していることやテレビ・新聞などによる周知広報、さらに、同期技術、トンネル対策などの取組とともに近い将来のFM転換などの説明がありました。

 本セミナーは、全国の放送事業者、自治体等から130名を超える方々が聴講されました。

  • (※)本調査検討は、平成30年7月豪雨の経験を踏まえて実施したものです。

 なお、同豪雨における中国総合通信局の防災・減災対策や被災地の経験談などは、別途、動画として取りまとめ、「令和3年度防災情報通信セミナー」(令和3年12月24日〜 令和4年2月25日)としてWeb配信し、大変多くの方々に視聴をいただきました。

連絡先
放送部 放送課
電 話:(082)222−3382

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