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「CTFワークショップin広島」を開催

 中国総合通信局(局長:和久屋 聡)は、令和4年12月10日に、中国経済産業局、中国情報通信懇談会及び中国地域サイバーセキュリティ連絡会との共催により、サイバーセキュリティに興味のある学生を対象とした「CTF(注)ワークショップin広島」を広島市南区の「TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前」で開催し、高校生から大学院生までの15名に参加いただきました。
  • (注)CTFとは、Capture The Flagの略で旗取りゲームのことです。専門知識や技術を駆使して 隠されているFlag(答え)を見つけ出し、時間内に獲得した合計点数を競います。
 近年、インターネットが社会経済活動の基盤となる中、サイバーセキュリティ上の脅威が悪質化・巧妙化し、その被害が深刻化しています。
 スマートフォンやタブレット等の情報端末の普及により、その脅威は以前に増して身近なものとなっており、このような現状を踏まえ、大学院生、大学生、高専生、短大生、専門学校生及び高校生を対象としてサイバーセキュリティへの興味・意識を高めていただくことを目的に、クイズ形式で学ぶことができるCTFを開催しました。
 プログラム概要は次のとおりです。

【プログラム概要】

  講師:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
      ナショナルサイバートレーニングセンター長 園田 道夫 氏

  • 第1部:講演「セキュリティとCTF」
     巧妙化するサイバー攻撃に関して、現在のトレンドを中心に説明していただくと共に、サイバーセキュリティに関連する仕事(謎解き仕事)について解説していただきました。
  • 第2部:CTFワークショップ(演習)
     参加者それぞれがパソコンを使ってサイバーインシデントに関するクイズを解き、解けたクイ ズの合計得点をグループ単位で競いました。また、難易度の高いクイズを解くケースでは、 グループ内でお互いが得られた情報を共有しながら、グループワーク形式でクイズに挑戦しました。
 終了後のアンケートでは、「もっと勉強してから再挑戦したい」、「問題を解けた時の達成感やチームで一緒に問題を解く楽しさを感じた」、「サイバーセキュリティ技術を鍛える方法を教えてもらったので、実践してみたい」など、サイバーセキュリティへの興味や意識の向上に繋がる感想が多数寄せられました。また一方で、「クイズの難易度が高かった」、「敷居が高かった」と感じる学生もおり、今後サイバーセキュリティ人材の裾野を広げるため、いかにしてサイバーセキュリティに興味を持ってもらうかが課題として挙げられます。

 中国総合通信局では、中国地域のセキュリティレベルの底上げを図るため、今後も関係機関と連携してサイバーセキュリティの人材育成に資する取組みや、セキュリティ情報の共有を行うなど、サイバーセキュリティ対策を推進してまいります。(サイバーセキュリティ室)
主催者挨拶

主催者挨拶:
浅胡サイバーセキュリティ室長補佐

講演:園田 道夫 氏

講演:園田 道夫 氏

講演の様子

講演の様子

CTF演習の様子

CTF演習の様子

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