中国総合通信局(局長:和久屋 聡)は、中国経済産業局(局長:青木 朋人)及び中国情報通信懇談会(会長:清水 希茂)との共催で、令和5年3月2日(木)に広島市東区の会場と、Web配信(YouTube Live)による「中国地域電波利用促進セミナー」を開催しました。セミナーでは、急速に普及が加速するIoT機器を使用する際のセキュリティ対策と、DXの中核となるローカル5Gの先進的な利活用事例について講演が行われ、会場 47名、Web配信 53名の計100名の参加がありました。
総務省 山本邦彦
参事官補佐
【講演1】「IoT機器のセキュリティ確保のために」
講師:総務省 サイバーセキュリティ統括官室
参事官補佐 山本 邦彦
IoT機器のセキュリティ確保のための基本的指針や一般利用者のルールなどをまとめた「IoTセキュリティガイドライン」と、サイバー攻撃に悪用されるおそれのあるIoT機器の利用者等に注意喚起を行う取組である「NOTICE」の概要を中心に紹介されました。その中で、IoT機器のうち「ルーター」が被害の大半を占めていることから特に注意が必要であり、ルーターの使用にあたっては推測しにくいパスワードを使用することや、ソフトウェアの最新化を行うよう注意喚起がされました。
広島ガス 河野英士
課長代理
【講演2】「ローカル5Gの導入とソリューションの展開」
講師:広島ガス株式会社 経営企画部イノベーション推進室
課長代理 河野 英士 氏
同社におけるDXを活用したスマート保安の実現に向けたローカル5G導入の取り組みとその成果や、今後のソリューション展開について紹介されました。また、通信システムに加え、レーザー(LiDAR)を使用したセンサー等、各種センサーの活用や改善について詳しく解説されました。