中国総合通信局(局長:和久屋 聡)は、令和5年3月4日に、広島県、広島市教育委員会、スマートフォン時代に対応した青少年のインターネット利用に関する中国連絡会及び広島市電子メディア協議会との共催により、会場(広島市東区)とオンラインを併用して「スマホ時代の子育てセミナー」を開催しました。
本セミナーでは、情報モラル教育の必要性や子供達に教えるべき内容、インターネット上のニセ・誤情報について、中国地方の教育関係者、保護者等を対象とした講演を行い、会場・オンライン参加を含め計93名が聴講しました。
●講演1
「情報モラル問題解決力の育成〜Society5.0時代にネット社会をどう生き抜くか〜」
(講師:江戸川大学 メディアコミュニケーション学部 情報文化学科 玉田和恵教授)
子供達のインターネット上の活動においても、他者への思いやりやルールを守る規範意識等の「日常モラル」が原則であること、「日常モラル」に加えて、「発信した内容が世界中に公開され、一度載せると消すことが困難」といった様々なインターネットの特性を意識して適切に考え行動する「情報モラル」の育成や、保護者による見守りのコツ等についてお話しいただきました。
●講演2
「インターネットとの向き合い方〜ニセ・誤情報に騙されないために〜」
(講師:総務省 情報流通行政局 情報流通振興課職員)
インターネット上に流布するニセ・誤情報の種類や、人々の心理的な仕組み、インターネットの特性などのニセ・誤情報に騙されてしまう要因の解説に続き、騙されないためのポイントについて説明がありました。
また、講演の終了後には、広島県から青少年向け「クイズでわかるスマホのキホン」リーフレットの内容紹介があったほか、広島市教育委員会から令和4年度電子メディア啓発動画コンテストの受賞作品の紹介がありました。