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「サイバーインシデント対応トレーニングin広島」を開催

 中国総合通信局(局長:梅村 研)は、令和7年5月26日に広島市中区において「サイバーインシデント対応トレーニングin広島」を開催しました。
 当日は、情報通信業、放送業、金融機関、教育機関、行政関係者など、様々な分野の企業・団体から、定員40名に加え、見学者3名を含めた計43名の参加がありました。参加申込みは、締切りの1週間前には定員に達し、サイバーセキュリティのインシデント対応に対する社会的関心の高さが伺えました。

 本イベントは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のサイバーセキュリティ研究所ナショナルサイバートレーニングセンター長である園田道夫氏が講師を務め、最初に『インシデント対応基本のキ』と題して、最近のサイバー犯罪の動向、それに対しての初動対応等について講義いただきました。

 講義に続いて、グループディスカッションが実施され、社内で発生し得る複数の課題について、問題点の整理と必要な対策に関する議論を行い、各グループで議論の成果を発表してもらいました。ディスカッションの場では、違う業界の参加者同士で積極的に意見を交わし、多様な視点からの気付きや提案が次々に飛び交うなど、熱気に満ちた活発な議論が展開されていました。

 イベント終了後に実施した参加者アンケートでは、イベントの内容について、約83%の方から「大変良い」、「良い」との回答があり、「自社の職員にもこのようなトレーニングを受けさせたい」など、前向きな回答が多く寄せられました。また、今後のインシデント対策に関する意見も寄せられ、本イベントを通じて、参加者のセキュリティ意識の向上や課題への認識が深まる機会となりました。

 なお、会場内には、CYDER※(実践的サイバー防御演習)の展示スペースを設け、希望者がCYDERの一部を体験しました。
※「CYDER」とは、国立研究開発法人 情報通信研究機構が提供している、サイバー攻撃を受けた際の一連の対応をパソコンで操作しながらロールプレイ形式で体験できる演習。
 

  中国総合通信局では、中国地域のセキュリティレベルの底上げを図るため、引き続き、関係機関と連携して、サイバーセキュリティの人材育成に資する取組やサイバーセキュリティ情報の共有を行うなど、サイバーセキュリティ対策の推進に取り組みます。(サイバーセキュリティ室)
【イベント関係者】
主催 中国総合通信局
共催 中国経済産業局、中国情報通信懇談会、中国地域サイバーセキュリティ連絡会
協賛 情報通信月間推進協議会
後援 広島県インターネット・セキュリティ対策推進協議会
《開会挨拶》
開会挨拶
中国総合通信局長
梅村 研
《講師》
講師
情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 
ナショナルサイバートレーニングセンター長 
園田 道夫 氏
 
 
≪講演の様子≫
講演の様子
【グループディスカッションの様子】
グループディスカッションの様子
 
《発表の様子》
発表の様子
 
《展示物の様子》
展示物の様子
 

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