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「全国型CTFコンテスト」を開催

 中国総合通信局(局長:梅村 研)は、令和7年11月8日に、総務本省及び総合通信局6局(東北・関東・信越・北陸・近畿・九州総合通信局)と合同で、「全国型CTF※コンテスト」を開催しました。中国管内では、島根県松江市の「サンラポーむらくも」を松江会場として開催し、サイバーセキュリティに興味のある学生や若手社員など21名の参加がありました。(各会場とオンラインの参加者は466名)。
 近年、インターネットが社会経済活動の基盤となる中、サイバーセキュリティ上の脅威が悪質化・巧妙化しており、サイバーセキュリティに対するニーズは増大しています。一方で、労働人口の減少が見込まれる中、サイバーセキュリティ人材の育成・確保は重要な課題となっています。
本コンテストは、CTFを体験したことがある方は勿論、CTFが初めての方にも安心して参加が可能なものであり、専門家による講演とCTF演習でサイバーセキュリティの基本的な概念や技術を習得し、学生等にセキュリティ分野への関心を深めることを目的として開催しました。
 

※CTF(Capture The Flag)とは、サイバーセキュリティの分野で専門知識や技術を駆使して隠された答え(Flag)を見つけ出すクイズ形式の競技です。

【プログラム概要】
開会挨拶
   総務省 総務大臣政務官 向山 淳
第1部
○ セミナー:サイバーセキュリティ講演
   講師:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
      ナショナルサイバートレーニングセンター長 園田 道夫 氏

概要:昨今話題になっているインシデント事例等を紹介し、サイバー攻撃のトレンドを解説いただきました。

第2部
○ CTFワークショップ
   講師:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
      ナショナルサイバートレーニングセンター長 園田 道夫 氏

概要:参加者が、サイバーセキュリティに関する謎解き問題に取り組み、獲得した合計点数を競いました。また、競技後、会場ごとの優秀者および全体優秀者を表彰いたしました。

○ 地元企業PRセッション(松江会場来場者限定)

概要:令和9年度に新規採用を予定している地元企業2社(山陰ケーブルビジョン株式会社 、株式会社テクノプロジェクト)から、企業PRを行っていただきました。

 CTFのワークショップでは、参加者が限られた時間の中で真剣に問題に取り組む姿がとても印象的でした。中には、生成AIによる解答が誤っている設問もあり、AIの正確性について改めて考えさせられる場面もありました。近年、生成AIの活用によりサイバー攻撃はますます巧妙化しており、本ワークショップでは、こうした課題に対して実践的に取り組み、教科書だけでは得られないリアルなセキュリティ問題を解決する経験を積むことができました。これにより、怪しい挙動を見抜く力や直感を養う一助となり、サイバーセキュリティスキルの向上に貢献する場となりました。

 中国総合通信局では、関係機関と連携して人材育成の取組みや、セキュリティ情報の共有を行うなど、今後もサイバーセキュリティ対策を推進してまいります。(サイバーセキュリティ室)
≪開会挨拶≫ ≪基調講演≫
 
総務省 総務大臣政務官 向山 淳
 
【講師:NICT ナショナルサイバートレーニングセンター長 園田 道夫 氏】
 
≪CTFワークショップの様子1≫ ≪CTFワークショップの様子2≫
   
≪地元企業PRセッション1社目≫ ≪地元企業PRセッション2社目≫
 
山陰ケーブルビジョン株式会社 執行役員 経営企画局 プロジェクト推進部長 安食 信昭 氏
 
株式会社テクノプロジェクト ヒューマンリソースセンター  松尾 裕樹 氏
≪松江会場1位の表彰≫ ≪集合写真≫
   

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