県と市町村及び防災関係機関との間で、災害情報の収集と伝達を行うことを主な目的として設置された無線通信ネットワークです。
中国地方はこれまで、台風や集中豪雨などの災害に見舞われることが多かったことから、昭和41年から各県庁と出先機関、市町村及び防災関係機関（消防、放送局等）を結ぶ防災行政無線の整備が開始され、昭和53年までに全ての県で地上系回線の整備が完了しています。
当初は、災害時に必要最小限の情報を確保するための機能を持つものでしたが、災害時に通信ネットワークを確保し、現地情報の迅速な収集・処理・周知等の重要性について認識が高まるなか、幹線を多重化し、機能の向上のためコンピューターを導入した設備の高度化が図られてきています。
