テレビ・ラジオの共同受信施設(共聴施設)について
共同受信施設とは
個別アンテナによってテレビ電波を受信するのではなく、共通のアンテナでテレビ電波を受信し、有線ケーブルによって多数の家庭に放送を送る施設のことを、共同受信施設、共同受信設備、共聴施設などと呼びます。
大きく分けて、効率や美観を考えてアンテナを共同設置する施設と、難視聴解消のためやむを得ず受信環境の良い所にアンテナを共同設置する施設があります。
共同受信施設のシステムは、受信アンテナ、増幅器(アンプ)、分岐器、分配器、保安器、同軸ケーブルなどで構成されますが、地上デジタルテレビ放送をご覧になるには、施設の改修などが必要になる場合もあります。
共同受信施設の種類

- 1.集合住宅共聴
- ビル・マンション等の集合住宅において、屋上などに設置した共同受信アンテナから各戸へ分配している共同受信施設。
- 2.団地共聴
- 団地造成等において、団地の一角に設置した共同受信アンテナから各戸へ分配している共同受信施設。
- 3.都市受信障害共聴
- 主に人工建造物によって起こる電波障害の対策のための施設であり、その原因は、高層ビルや高速道路、鉄塔、送電線などで電波が遮られる「遮へい障害」や、建造物で反射した電波により起こる「反射障害」の対策として設置された共同受信施設。
- 4.難視解消共聴
- 山間部など地形的な要因で放送電波が弱く、テレビが見えづらい地域に難視聴解消対策として設置されている共同受信施設。
【参考資料】
- お問い合わせ先
- 放送部 有線放送課 〒730-8795 広島市中区東白島町19-36 / TEL:(082)222-3350
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